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小学生が「森友ごっこ」あのフレーズまねる珍現象?


 いまだ議論が収まらない大阪市の学校法人「森友学園」への国有地払い下げ問題で7日、野党が求めている学園の籠池泰典理事長らの参考人招致を自民党の松山政司参院国対委員長は拒否した。民進党など野党側は今後も招致を求めていく構えだ。その森友学園が運営する「塚本幼稚園幼児教育学園」の園児たちが暗唱する「安倍首相、頑張れ! 安保法制、国会通過よかったです」のフレーズが一般小学生の間で口にされ、教育現場を混乱させていることが分かった。

 松山氏と会談した民進党の榛葉賀津也参院国対委員長は終了後「臭いものにフタをしている」と批判し、引き続き招致を求める考えを記者団に強調した。

 民進、共産、自由、社民の野党4党は午後、国対委員長会談を開き、籠池氏らの招致を要求する方針を確認。民進党の山井和則国対委員長が、自民党の竹下亘国対委員長に申し入れる方向だ。

 野党は籠池氏のほか、森友学園が4月開校を目指す小学校用地への国有地払い下げの交渉時に財務省の理財局長だった迫田英典国税庁長官、近畿財務局長だった武内良樹財務省国際局長らの招致も要求している。松山氏は「かつての職の問題について答弁できない」と拒んだ。

 政権内では、籠池氏に関し「事前に打ち合わせができない」(官邸筋)として参考人招致実現に警戒する声が出ている。

 さまざまな人物、団体、組織がうごめき奇々怪々な様相だが、問題に“味付け”しているのは、塚本幼稚園の独特な“愛国教育”だ。

 都内の公立小学生の父親は「ワイドショーが、塚本幼稚園の園児の暗唱を連日のように垂れ流すんで、子供たちの間で暗唱のマネが“ブーム”になっている。先生たちはどう対応していいか苦慮してますよ」と語る。

 各テレビ局のニュース、ワイドショーは2015年に行われた塚本幼稚園の運動会のビデオテープをこぞって放送している。

 運動会の選手宣誓で園児は「大人の人たちは、日本が他の国々に負けぬよう、尖閣列島、竹島、北方領土を守り、日本を悪者として扱っている、中国、韓国が、心改め、歴史教科書でうそを教えないよう、お願いいたします。安倍首相、頑張れ! 安倍首相、頑張れ! 安保法制、国会通過よかったです」と大声で叫んでいる。

 特にこの「安倍首相、頑張れ!」の部分が繰り返し放送されている。

 さらに、フジテレビは、名誉校長になる予定だった安倍昭恵夫人が来園した映像を入手。園児たちが「日本国、日本国民のために活躍されている安倍晋三内閣総理大臣を、一生懸命支えていらっしゃる昭恵夫人、本当にありがとうございます」と言い、昭恵夫人が涙した場面が放送された。

 小学校関係者は「言わされている園児はもちろんのこと、テレビでその映像を見た低学年の小学生は意味を分かってませんよ。でも、園児の声を音声加工して余計に面白い声になった映像をテレビで繰り返し垂れ流すものだから、小学生たちは丸暗記してしまった」と言う。

 そして、小学生たちの間でこの宣誓などが口にされているというのだ。

「子供たちが面白がって、学校で『安保法制、国会通過よかったです』『安倍首相、頑張れ』とか、『日本国民のために活躍されている安倍晋三内閣総理大臣』とか、マネするのがはやっているんです。先生方は、どうやってやめさせるか困ってますよ」と同関係者はこぼす。

 子供たちが無邪気に面白がっているからといって、放置しておくわけにはいかない事情がある。

「暗唱している言葉は教育基本法が禁じている、学校での特定政党を支持するような政治教育をしてはいけないということに抵触しているからです。しかも、『先生、安保法制って何?』『安保法制っていいことなの?』とか質問されてしまい、安保法制について説明すれば、保護者からクレームが来ないとも限らない。教職員は、子供たちのおかしな“ブーム”に頭を抱えてますよ」(同関係者)

 森友学園の園児に対する右翼思想教育は、少なからず、既存の小学校の教育にも影響を与えているだけに、一日でも早い解決が望まれる。

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