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和紙「韓国発祥」の噴飯 不可解すぎる“ウリジナル”


 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の補助機関が先月末、「和紙 日本の手漉(てすき)和紙技術」を無形文化遺産に登録するよう勧告した。登録勧告が覆された例はなく、11月下旬にフランス・パリで開かれるユネスコ政府間委員会で登録が決まる見通しだ。日本人からすると和紙は和紙だが、予想通り韓国は「紙を作る技術は韓国が伝えた文化だ」と激怒している。韓国による“つきまとい”とも言えそうな日本への執着は、いったいどこから来るのか。

 登録対象は国の重要無形文化財に指定されている細川紙(埼玉県)と本美濃紙(岐阜県)、石州半紙(島根県)。いずれもクワ科の植物、コウゾの繊維だけを原料に手すきで作るという伝統的な製法を伝えている。

 日本からは歌舞伎や能楽、和食など22件の無形文化遺産が登録済み。

 韓国では「また韓国の文化を盗んだ」「韓国に10年以上あるものは全部ユネスコに登録しよう」「和紙なんて初めて聞いた」「西洋人が『韓紙』を『和紙』と呼んでいて驚いた」などなど、仰天意見が続出している。儒教国家の韓国は祖先を大切にするため、物に対しても起源を重視する。だからといって、何でも“韓国が○○の起源だ”と世界に主張し、日本としてはうんざりする。この執着心の正体は何なのか。韓国事情に詳しい文筆人の但馬オサム氏はこう語る。

「韓国では、日本の文化や技術が世界で称賛されると、『われわれの祖先が日本に伝えた』あるいは『日本に(技術を)盗まれた』といった、根拠のない韓国起源説が飛び交います。もはやこれは恒例行事のようなものです。韓国のこうした起源主張を『ウリ(われわれ)』と『オリジナル』をもじって誰がつけたか、『ウリジナル』と言います」

 これまで“ウリジナル認定”された日本の文化・文物は、柔道、剣道、華道、茶道、盆栽、折り紙、すし、と枚挙にいとまがない。

「韓国で騒いでいる分には笑えるのですが、近年は欧米諸国向けウリジナルを発信し、東洋好きの西欧人を洗脳しようとしているのですから、看過できません。ここ数年、フランスなどでは韓国製ニセ剣道・海東剣道が進出しており、彼らは『われわれの武道こそが日本の剣道のルーツ』などと吹聴して門弟を募集しています。空手とテコンドーを比べれば分かりますが、韓国の“武道”はクルクル回ったり、見た目が派手なので、外国人の目に留まりやすいのです」(但馬氏)

 今回の和紙について、韓国は「和紙は仏教伝来とともに新羅の技法が日本に伝わったもの」と主張しているようだ。

 但馬氏は「仏教を始め大陸文化のすべては朝鮮が日本に教えたというのが、彼らの言い分ですが、通り道だったにすぎません。大阪のお好み焼きが東京に届くのに、途中、名古屋に停車したからといって、名古屋が大阪のお好み焼きを伝えてやったという理屈にはならないでしょう」と言う。

 韓国の主張するウリジナル伝播の時代的ポイントは3つあるという。

「ひとつは、古代~飛鳥時代です。これは『文化を教えてやった』です。あとの2つは、豊臣秀吉の朝鮮出兵と日韓併合。これは『文化を奪われた』になります」(同)

 朝鮮出兵で朝鮮の陶工が多数日本に連れてこられたのは事実だろう。しかし、その陶芸を芸術にまで進化させたのは日本という文化土壌があってのことだ。弓矢や日本刀などの各種武道も、このとき日本に奪われた文化だと主張する韓国人学者もいる。また、韓国によると、日韓併合時に日本が朝鮮民族から数々の文化、技術を収奪したとし、すしや華道はこのとき奪われたそうだ。

 但馬氏は「面白いのは、韓国人にとって朝鮮出兵と日韓併合は民族的受難であり屈辱であるはずなのに、このように文化的優越感に浸るためのツールになっていることです。このように、韓国が『日本に侵略された』うんぬんを叫びたがる心理の裏側には、劣等感と優越感が絡み合った実に複雑怪奇なものがあります。だからこそ、彼らはそこにこだわるのです」と指摘する。

 これでは今後、何百年費やそうが、日韓の間で歴史的問題の和解などありえないだろう。

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