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人食いバクテリアで30代“突然死”も


 感染すると高熱が出て手足が壊死し、24時間以内に死に至ることもある病気「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」が急増している。医療関係者の間で“人食いバクテリア”と恐れられ、一部では昨年、患者数が一昨年の1・6倍になったと報じられた。

 

 国立感染症研究所が公開しているデータによると、この病気は1980年代末の米国で最初に症例が報告され、日本では90年代から確認されている。近年は、感染者が100人ほど報告された。ところが、昨年は感染者が前年の1・6倍にあたる198人に上り、今年は9月2日時点で172人が報告されたという。昨年を上回る勢いだ。

 

 男女とも30代から感染者が増加。高齢者の死亡率も高いが、健康にまだまだ不安がなさそうな30代男性でも死亡率が高いというデータもあり、働き盛りで“突然死”することもある。

 

「発熱や筋肉痛、下痢など、風邪の初期症状に似ているが、突然、悪化する。抗生物質の投与が有効という研究結果も出ているので、早期治療が望まれる」(医療関係者)

 

 しかし、発症してしまうと、症状悪化のスピードが速く、手遅れになることも。手足が壊死してしまうと、菌の増殖を防ぐために切断しなければならないケースもある、非常に厄介で怖い病気だ。

 

 菌は「A群溶血性レンサ球菌」として自然界に存在し、主に子供の感染が多かったが、突然変異したという。予防法としては、傷口を消毒する、手洗いやうがいを行うことなど。日頃の用心が一番だ。

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