ハミ出し東スポ

最新の記事 一覧

紙面に掲載しきれなかった特ネタ満載!あの人気企画&特集、WEB独自のネタも出しちゃいます。

注目度高まる「マンガ大賞」

2010年02月27日
エンタメ

関連キーワード :マンガ

「今、この瞬間、一番面白いマンガは?」の声に答えるべく誕生したのが「マンガ大賞」だ。2008年に創設されたばかりだが、マンガ好きのみならず、一般層からも大きな注目を集めている。今年も大賞候補10作品がノミネート済み。3月17日の大賞発表を前に同賞実行委員・赤坂真実さんにマンガ大賞創設の経緯などを聞いた。


実行委員・赤坂真実さんに聞く
きっかけは「面白くて新しいマンガを選ぶ賞がなぜないの?」


——今年で3回目、賞のコンセプトは
赤坂:「友達に薦めたい本」ということ。ジャンルは全く問わず、選考委員自身が人に薦めたいと思う本を挙げ、投票するシステムです。

——創設のきっかけは
赤坂:読者目線で、本当に面白くて新しいマンガを選ぶ賞がなぜないの?と思ったことがきっかけです。ニッポン放送の吉田尚記アナウンサーの呼びかけで、私を含めた5人が集まり07年に「マンガ大賞実行委員会」を発足しました。そこから徐々に「特にやる気のあるマンガ好き」を誘い輪を広げ、今年は89人が選考委員として投票を行っています。

選考基準はマンガ愛。有名、無名、ジャンルは問いません

——選考委員の基準は
赤坂:「マンガに対して愛があるか。本気か」です。実行委員会が中心になり「この人にぜひ投票してもらいたい!」と思うマンガ好きに声をかけ、委員になってもらっています。この際、公正を期すためマンガ家さんや、編集者の方などマンガが売れて直接利害関係が発生する人は除いています。

——過去2回の反響は
赤坂:私たちが勝手に選んでいるにもかかわらず、08年「岳」で大賞を受賞された石塚真一さん、09年に「ちはやふる」で大賞となった末次由紀さんともに、とても好意的に受け取ってくださいました。編集部の方々も、単行本の帯にマンガ大賞のことを書いてくださったり協力してくださいました。

三度のメシよりマンガ。だから活動費も自前

——ほかの賞との違いは
赤坂:選考委員それぞれが心から「面白い! 友達に薦めたい!」と思う作品に投票しているので、有名、無名、ジャンルを問わず本当にいろいろな作品が選ばれること。また、すべてボランティアで活動していることです。活動費もすべて委員各自が負担しますし、お金がかかる授賞式についても、吉田アナウンサーの紹介で番組の企画と連動してニッポン放送の会場をお借りしています。

——赤坂さんももちろんマンガ好き。どのくらい所持
赤坂:数えたこともないです。ジャンルを問わず、基本は初版で月に20冊から30冊は買います。これまで読んだ本は箱に入れて保管しているんですが、家はマンガだらけで床が抜けるかもしれない…。ほかの選考委員も、本当にマンガが好きな人ばかりで「そこまで読んでるの!?」と、驚くくらいいろいろな作品を読んでいます。今年は第1次選考で200作品の名前が挙がったんですが、中には私も読んだことのない作品もありました。

——今年のノミネート10作品をどう見る:赤坂 ジャンルも知名度も見事にバラけた作品が出揃ったなと思います。もう既に有名すぎるほど人気となっている「バクマン。」(原作・大場つぐみ、漫画・小畑健 ジャンプ・コミックス)が入る一方で、昨年11月に出たばかりの「テルマエ・ロマエ」(ヤマザキマリ エンターブレイン)が入ったり。ギャグ、ホラー、恋愛、青春など幅広い。選考委員それぞれが純粋に「面白い本」を選んだ結果だと思います。

——今後の展望は:赤坂 変わらず“純粋に友達に薦めたい本”という姿勢を続けていきます。お金がない中での活動ですが、賞を始めた時のコンセプトが「マンガの話をしながらお酒を飲みたい」だったのでマンガ好きが集まってみんなでマンガの話をすることが本当に楽しいんです。 

【マンガ大賞とは】全国の書店のマンガ担当者を中心に構成された「マンガ大賞選考委員会」による賞で、今年で開催3回目となる。 審査対象となるマンガは、前年の1月1日から12月31日までに発売された最新刊が8巻以内の作品。選考委員89人の投票で、ノミネート10作品を決定。その後、各自が全作品を読んだ上で1〜3位を選定し、ポイント制で集計し大賞を選ぶ。 2008年には「岳」(石塚真一・小学館)、09年には「ちはやふる」(末次由紀・講談社)が大賞に輝き、話題を呼んだ。

<3・17発表!ノミネート10作品>
◎「アイアムアヒーロー」(花沢健吾)
◎「アオイホノオ」(島本和彦)
◎「宇宙兄弟」(小山宙哉)
◎「娚の一生」(西炯子)
◎「海月姫」(東村アキコ)
◎「高校球児 ザワさん」(三島衛里子)
◎「テルマエ・ロマエ」(ヤマザキマリ)
◎「バクマン。」(大場つぐみ・小畑健)
◎「虫と歌 市川春子短編集」(市川春子)
◎「モテキ」(久保ミツロウ) 
※作品名は五十音順

(2010年2月26日付 東スポ・エンタメ面)

この記事をブックマークする Yahoo!ブックマークに登録 はてなブックマークに追加 Buzzurlにブックマーク livedoorクリップに投稿 newsingに投稿 Choixにブックマーク イザ!にブックマーク twitterでつぶやく

一覧を見る

このページのトップへ