イニシア・スター証券を直撃
“ラブホテルファンド”は儲かるのか?
【勝ち組ビジネスの舞台裏】お金を銀行に預けても金利はすずめの涙。株やFXなどの資金運用は難しいし、リスクも怖い。そんな投資初心者から人気を集めているのが、ラブホテルに投資する「レジャーホテルファンド」だ。“休憩”があるラブホテルは収益力が高く、利回り(目標)は5〜8%を誇る。このユニークな金融商品を取り扱うイニシア・スター証券を直撃しホントに儲かるのかを探ってみた。

節約志向が強まっているからといっても、性の欲望がなくなることはありません
販売開始から2年弱。ラブホテルに投資するレジャーホテルファンドはすでに4本が運用されている。
「半年ごとの利回りは平均で約3%ほど。この不景気下でも利用者はそれほど減っておらず、好調に進んでいます」。
こう解説するのはラブホテル関連のファンドを発売しているイニシア・スター証券の石橋大介氏。レジャーホテルファンドは3年満期で1口50万円から投資できる。集めたお金でラブホテルを購入し、改装したり、大人のオモチャやコスチュームを揃える。
リニューアルオープンした後は、お客さんの宿泊や休憩料金から出た利益が、投資家に還元される仕組み。シティーホテルのように宿泊だけでなく、休憩があることから施設の回転率が高く、300〜400%という数字も可能。うまくやれば相当儲かる商売だ。
「いくら節約志向が強まっているからといっても、性の欲望がなくなることはありません。現在は不動産価格が低迷し、ラブホテル1棟の値段も以前の半分近くにまで下がっていますから、今はチャンスが大きいと思います」(同社・西泰弘氏)
投資するホテルは大体1棟2億円前後の物件。渋谷や新宿など超一等地の物件は10億円オーバーがざらで、利回りが低いため購入対象にはならないのだという。 ただ、安いからといって決して何でもかんでも購入するわけではない。
「水の配管や屋上の貯水タンクが古くなっていないか、周辺に強力なライバルホテルはないかなどを徹底的に調査。出入りしているリネン業者に評判を探ったりもします」(西氏)
運営はラブホテルに特化したコンサルティングなどを行っているコムウェイ社が担当。「立地に応じて、不倫カップル向けなのか、若者向けなのか、はたまた風俗関係に使用されやすいのかを分析。その用途に応じて、集客力の高いホテルを作り上げていきます」(同)
もちろんリスクも…事件や火災は大きなマイナス
とはいえ、このファンドは元本保証がないリスク型商品。さまざな危険が伴うことも覚えておかなくてはいけない。
「火災なら保険が下りるので大丈夫ですが、大地震がきて建物が倒壊すれば、保険が数十%しか下りない上、以降は運営できなくなり損失が出る可能性が高い」(同) ホテルの部屋で自殺があったり、事件で使われたりするのも大きなマイナス。稼働率が落ちる上、不動産価値もダウンするので損失も大きくなる。さらに満期になるとホテルは売却され、それが投資家に戻ってくるのだが、買ったときよりもその物件が値下がりをしていれば、その損は投資家がかぶることになる。やはり安全確実に年6%の利回りをもらえるとはいかないようだ。
現在、同社には募集中のファンドはなく、“休憩中”だ。「ウチのような中小証券では、よそと違う商品を出さないと生き残っていけない」(石橋氏)ため、今販売しているファンドもすごい。それが2001年に世界のファンドマネジャー・トップ20(米フォーブス誌)に選ばれた竹村尚子氏が監修する「ムーンライト・エイドスファンド」。年間目標利回りは15〜18%となっている。
こちらは1口1000万円からのため、なかなか個人には手が出せない。しかし、ユニークファンドはまだまだこれからも発売される見込み。自分に合ったファンドを見つけ、賢い運用をしてみてはいかがだろう?
<2010年2月9日付 マネー&オピニオン面 写真はイニシア・スター証券の西泰弘氏(左)と石橋大介氏(右) >
“ラブホテルファンド”は儲かるのか?
【勝ち組ビジネスの舞台裏】お金を銀行に預けても金利はすずめの涙。株やFXなどの資金運用は難しいし、リスクも怖い。そんな投資初心者から人気を集めているのが、ラブホテルに投資する「レジャーホテルファンド」だ。“休憩”があるラブホテルは収益力が高く、利回り(目標)は5〜8%を誇る。このユニークな金融商品を取り扱うイニシア・スター証券を直撃しホントに儲かるのかを探ってみた。

節約志向が強まっているからといっても、性の欲望がなくなることはありません
販売開始から2年弱。ラブホテルに投資するレジャーホテルファンドはすでに4本が運用されている。
「半年ごとの利回りは平均で約3%ほど。この不景気下でも利用者はそれほど減っておらず、好調に進んでいます」。
こう解説するのはラブホテル関連のファンドを発売しているイニシア・スター証券の石橋大介氏。レジャーホテルファンドは3年満期で1口50万円から投資できる。集めたお金でラブホテルを購入し、改装したり、大人のオモチャやコスチュームを揃える。
リニューアルオープンした後は、お客さんの宿泊や休憩料金から出た利益が、投資家に還元される仕組み。シティーホテルのように宿泊だけでなく、休憩があることから施設の回転率が高く、300〜400%という数字も可能。うまくやれば相当儲かる商売だ。
「いくら節約志向が強まっているからといっても、性の欲望がなくなることはありません。現在は不動産価格が低迷し、ラブホテル1棟の値段も以前の半分近くにまで下がっていますから、今はチャンスが大きいと思います」(同社・西泰弘氏)
投資するホテルは大体1棟2億円前後の物件。渋谷や新宿など超一等地の物件は10億円オーバーがざらで、利回りが低いため購入対象にはならないのだという。 ただ、安いからといって決して何でもかんでも購入するわけではない。
「水の配管や屋上の貯水タンクが古くなっていないか、周辺に強力なライバルホテルはないかなどを徹底的に調査。出入りしているリネン業者に評判を探ったりもします」(西氏)
運営はラブホテルに特化したコンサルティングなどを行っているコムウェイ社が担当。「立地に応じて、不倫カップル向けなのか、若者向けなのか、はたまた風俗関係に使用されやすいのかを分析。その用途に応じて、集客力の高いホテルを作り上げていきます」(同)
もちろんリスクも…事件や火災は大きなマイナス
とはいえ、このファンドは元本保証がないリスク型商品。さまざな危険が伴うことも覚えておかなくてはいけない。
「火災なら保険が下りるので大丈夫ですが、大地震がきて建物が倒壊すれば、保険が数十%しか下りない上、以降は運営できなくなり損失が出る可能性が高い」(同) ホテルの部屋で自殺があったり、事件で使われたりするのも大きなマイナス。稼働率が落ちる上、不動産価値もダウンするので損失も大きくなる。さらに満期になるとホテルは売却され、それが投資家に戻ってくるのだが、買ったときよりもその物件が値下がりをしていれば、その損は投資家がかぶることになる。やはり安全確実に年6%の利回りをもらえるとはいかないようだ。
現在、同社には募集中のファンドはなく、“休憩中”だ。「ウチのような中小証券では、よそと違う商品を出さないと生き残っていけない」(石橋氏)ため、今販売しているファンドもすごい。それが2001年に世界のファンドマネジャー・トップ20(米フォーブス誌)に選ばれた竹村尚子氏が監修する「ムーンライト・エイドスファンド」。年間目標利回りは15〜18%となっている。
こちらは1口1000万円からのため、なかなか個人には手が出せない。しかし、ユニークファンドはまだまだこれからも発売される見込み。自分に合ったファンドを見つけ、賢い運用をしてみてはいかがだろう?
<2010年2月9日付 マネー&オピニオン面 写真はイニシア・スター証券の西泰弘氏(左)と石橋大介氏(右) >
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本日の見出し
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