ボクシングの世界6階級王者で、現在WBA世界ウエルター級の「休養王者」となっているマニー・パッキャオ(42=フィリピン)が次戦の相手に言及した。

 2019年7月にキース・サーマン(32=米国)に勝って以降、リングから遠ざかっているフィリピンの英雄。次戦については、WBC世界ライト級暫定王者ライアン・ガルシア(22)やWBO世界ウエルター級王者テレンス・クロフォード(33=ともに米国)などが有力視される報道もある中、ついに本人が口を開いた。

 英メディア「リングニュース24」よると、パッキャオは、フィリピンメディア「ABS―CBN」に「私たちはマイキー・ガルシアに傾倒している。クロフォードとも話をしているが」とし、マイキーの愛称を持つ4階級を制覇したミゲルアンヘル・ガルシア(33=米国)が本命であることを語ったという。

「誰と対戦するかにもよるが重要なのは私の準備ができていることだ。私たちは決して満足することなく常にトレーニングを続けてきた」などのコメントも伝えているが、いずれにせよ陣営や関係者でなく、本人の談話という点で現実味を帯びている。