俳優の谷原章介がMCを務める「めざまし8」(フジテレビ系)で24日、元大阪府知事の橋下徹弁護士が政府の新型コロナウイルス対策について〝埼玉方式〟にすべきと持論を展開した。

 橋下氏は「今政治がやろうとしていることは、濃厚接触者を社会から隔離をして感染を抑えようとしているわけでしょ。順次、毎日隔離していったって感染拡大に追いつくわけがない。中国方式では今の状況なら、東京の1400万人の活動を止める。都民全員を自宅に隔離して全員PCR検査をする。そういう意味での人流抑制はわかる。でも日本はその都度濃厚接触者を認定し、毎日ちょこちょこ隔離したって感染がおさまるわけない。なぜ専門家のみなさんがそう思わないのか」と指摘。

 そのうえでさらに「机上論で陽性者を隔離するというのはわかるが、やるんだったら中国方式で止めるしかないと思う。でも僕は中国方式は嫌なので、医療体制強化でバックアップする。埼玉県の大野元裕知事の意見では、社会経済活動を抑制して病床使用率を下げるというのが日本の政治のやり方なんですが、それよりも病床使用率を早く下げるやり方というのは入院基準を変えること。埼玉県は入院基準を変えたことで数日で10%下がった。僕はそっちの方に行くべきだと思う」とした。

 埼玉県はこのほか、ワクチンの接種証明を提示することで飲食店などの人数制限を緩和する「ワクチン・検査パッケージ」について、まん延防止重点措置となった都県の多くが政府による一時停止の原則方針に従うなか、継続を決断するなど、独自政策を打ち出している。