朝の情報番組「THE TIME,」(TBS系)に〝大御所タレント〟を求める声が上がっている。

 同番組は、TBSの弱点とされる朝帯の視聴率を獲得するために、エースアナウンサーの安住紳一郎アナ(48)を総合司会に投入したばかり。TBSの瀬戸口克陽編成局長も、以前の会見で「総力を挙げて、朝の戦いに臨まなければいけない。そこでエースの安住アナウンサーに出演していただくことになりました」と語っている。

 ところが、現状の視聴率は4%前後をうろうろ。改編前と変わっておらず、裏番組に追いつくまでに至っていない。

 なぜ〝エース安住〟でもダメなのか? 関係者が指摘するには「〝上司感〟が出過ぎてしまっている」。
 
 安住アナは昨年、「総合編成本部アナウンスセンター局長待遇エキスパート職アナウンサー」に就任した。40代にして局長待遇という異例の出世なのだが、逆にその役職がネックになっているという。

「一緒に出ている後輩アナウンサーはどうしても気を使ってしまう。安住アナが後輩アナウンサーをいじって明るいムードを保とうとしているが、後輩アナはどこまで乗っていいかわからない。安住アナ自身、行き過ぎるとハラスメントなどと叩かれるので、そのさじ加減に苦労しているようです」(業界関係者)

 そこで、安住が逆に気を使うような大御所タレントをキャスティングすることこそ、今回の解決策になるというわけだ。

「安住アナは誰かのサポート役に回るのが一番魅力的。例えば『ぴったんこカン・カン』では、泉ピン子さんに振り回される様子が評判良かったですし、『新・情報7DAYSニュースキャスター』ではビートたけしさん、『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』では中居さんのサポート役として存在感を発揮しました」(前同)

 もっとも、「THE TIME,」は午前5時20分スタートの帯番組。それを了承してくれる大御所タレントは果たして…。