マツコ・デラックスと関ジャニ∞村上信五の人気番組「月曜から夜ふかし」(日本テレビ系)の“名物素人”が、今回の衆院選に出馬していた。

 東京・新宿2丁目などでゲイバーを営むゆっこママ(35)だ。比例代表・東京ブロックで、「政権交代によるコロナ対策強化新党」から出馬。しかも名簿順位は、清水三雄党首に次ぐ2位。

 選挙活動では本名の「金澤祐介」とともにママ名も使うらしい。大手メディアが特設した衆院選サイトの候補者一覧で「ゆっこママ」を見つけたファンらは「これ、マジ?」「この名前でいくところがすごいですよね」「何かの罰ゲームかな?」とツイッターで驚いている。

 ゆっこママ氏が「月曜から夜ふかし」に登場したのは7年前。夜の街の定番あいさつ「お疲れ~」を改良した「お疲レーシック。角膜ペリペリ~」などのギャグがウケ、一躍人気者になった。「店はもともとゲイ向けだったけど、テレビ出演でノンケ(そのケのない男女)が詰め掛け大繁盛。かなり潤って、銀座に2号店を出したほど」とは2丁目関係者。

 今回の出馬で、本名や年齢、出身(茨城県)や最終学歴(東京外語専門学校)が公になった。またフジテレビの「キムタク」こと木村拓也アナは、祖母の弟の孫、つまりはとこだ。これはゆっこママ氏本人が5年前、自身のブログで明かしている。

 前触れのなかった出馬だったため、SNSのフォロワーや同業者はビックリ。本人的にも急な出馬だったようで、選挙ビラを見ないと所属政党名すら言えない自虐動画をSNSに投稿している。「ただ、ゆっこは以前コロナにかかり、味覚をなくした経験がある。コロナ対策をうたう新党からの出馬は矛盾してない」と同関係者。

 SNSに「出馬したものの、政治まったくわかんない! とにかく同性婚実現させます! 彼氏いないけど!」と投稿しているゆっこママ氏だが、「前は某プロレスラーと長く付き合っていた」(前同)そうだ。