自民党・河野太郎氏(58)のユーモアなのか、本音なのかわからない発言にツッコミが殺到している。

 3日夜、インターネット番組「たろうとかたろう」に生出演。視聴者から「河野さんはニックネームがありますか? 岸田(文雄)さんは『ふみきゅん』だそうです」と質問が寄せられると、河野氏は「ふみきゅん(笑い)。ニックネームね。なんだろう。別に『総理』と呼んで頂いても構わないんですけど」と笑顔で話した。

 河野氏は先日行われた自民党総裁選で、党員票の約44%を獲得したが、議員票で大差をつけられ、岸田文雄氏に敗戦。番組で河野氏は「いま、党員が日本の人口、1億人の中で113万人しかいない。残りの9900万人の中で100万人に党員になってもらって『河野太郎』に入れてもらえば圧勝する」と持論を展開し「次の総裁選までに党員100万人新規拡大構想をやってみようかな」と述べた。
 
 さらに河野氏は翌4日、会見を開き、ワクチン接種推進担当としての自身の働きぶりについて「全人口の6割が2回接種、1回接種を終えた方が7割というのは非常によかったのではないかと思う」と総括。記者から「1年の仕事ぶりを100点満点で自己採点すると何点か?」と聞かれ「おそらく100点満点で120点ぐらいは頂けるんじゃないか」と自画自賛した。

 番組で自らを「総理」と呼び、負けた総裁選のカラクリを明かし、大臣としての功績を「120点」と自称する。河野流のユーモアだとは思うが、ネット上では「そういうとこなんだよな~」「自分で言っちゃうのがな」「キャラ崩壊してきた」とイジられまくっている。

 河野氏は岸田内閣では大臣ポストから外れ、党広報本部長となった。一部で〝冷遇人事〟と言われるが、政界関係者は「本人を説得するのに、派閥の長である麻生(太郎)さんが出張って大変だったと聞く。プライドを傷つけられたことは間違いない」と話す。

 河野氏の迷走は続きそうだ。