アイドルグループ「モーニング娘。’21」の10期メンバー・佐藤優樹(22)が、12月13日に開催される日本武道館公演をもってグループを卒業することを24日に発表した。

 佐藤は2011年9月29日に10期メンバーとしてグループに加入。同期には現サブリーダーの石田亜佑美や、卒業後、女優に転身した飯窪春菜、工藤遥がいる。そのカリスマ的魅力で人気となり、元AKB48の指原莉乃をはじめ業界にもファンが多い。

 一方、ムラっ気な部分もあり、リーダー・譜久村聖は佐藤を人気ゲーム「ウマ娘」のキャラクターの「ゴルシ(ゴールドシップ)」にたとえ「佐藤優樹ちゃんは“モーニング娘の暴れ馬”。まさにゴールドシップです(笑い)。しっかりとした実力があるのに、出遅れや集中力切れ(笑い)。と思いきや、怒とうの追い込みでレースに勝ってしまうところが似ている」と「佐藤優樹=ゴルシ」説を唱えたほど。

 スイッチが入ると、圧倒的なパフォーマンスを披露する佐藤だが、苦しんだのが「体調不良」だ。ここ半年ほど「過敏性腸症候群」に悩まされ、所属事務所も「本人が満足いく活動、特にコンサートやイベントに参加できない状況が続いております」と説明。17年1月にも急性腰痛症、椎間板ヘルニアを発症している。さらにコロナ禍で、何より大好きなコンサートもできなかった。

「体調不良やコロナ禍を乗り越えようと頑張っていたが、コンサートではじけられないことで、知らず知らずのうちに重圧がかかっていたのでは」(テレビ局関係者)

 佐藤自身も悩みを吐露しながらも「今は全く実感がわいていません。ただ、やはり私はこの年になっても迷惑を掛ける子なんだと、じわじわ実感しています」とコメント。最後は完全燃焼を誓った。

 ラストの武道館公演は佐藤らしく、予想がつかない展開になるかもしれない。