元衆院議員で弁護士の横粂勝仁氏(39)が2日、「バイキングMORE」(フジテレビ系)に出演し、池袋暴走事故で飯塚幸三被告に禁錮5年の実刑判決が下されたことについてコメントした。

 判決について横粂氏は「率直に言って軽すぎるなと」と厳しい表情で語った。続けて「個人的にも7年が相当だと思ってましたので。この法律的な上限というところ。なぜかと申しますと過失運転致死傷の中で極めて一番重たい部類なのかなと。2名の方が亡くなられて、9名の方が傷害を負われた。さらに一貫して無罪を主張する。無罪を主張することは権利であって、それでマイナスになりませんが、反省していないというところ。さらに被害者、遺族の方の否定的な感情が高まって処罰感情もものすごく高い案件。社会的な影響も大きい案件ですのでこれを上限として捉えずしてにどうなのか」と疑問を投げかけた。

 司会の坂上忍(54)が「求刑7年に対して5年の判決が下りるのは何が理由として考えられるの」と質問。

 これに対して横粂氏は「殺意あってのものではない。危険運転致死傷ではなくて自分が致死傷結果を求めたわけではないというところ。その他いろいろな関係があったかもしれません。ただ、このままですと被告人側が控訴するか注目ですが、検察側も被害者、ご遺族の方の気持ちを汲み取りながらですが控訴も検討せざるをえないぐらいのことかもしれないですね」とコメントした。