3月に日本テレビ系情報番組「スッキリ」を降板したハリセンボン・近藤春菜(38)が早くも〝出戻り〟となりそうだ。秋の番組改編期にレギュラー復活という情報が駆け巡っているのだ。これが実現したら、テレビ界では異例中の異例。いったい人気番組の裏側で何が起きているのか?

 2016年から5年間にわたってスッキリのサブMCを務めた春菜だが、今年3月に涙の卒業。一昨年に起きた闇営業騒動に関連して、メインMCの極楽とんぼ・加藤浩次とともに吉本興業に反旗を翻し、専属マネジメント契約からエージェント契約に変更していたため、さまざまなきなウワサが飛び交ったが、実際は「番組制作費削減の一環」(日テレ関係者)だったという。

 スッキリ卒業後は徐々に露出を減らしていった春菜だが、今月19日に番組に戻ってきた。加藤が夏休みだったため、代打MCとして5か月ぶりの番組出演を果たしたのだ。「ただいま! 久しぶり!」とあいさつすると「涙、涙の卒業から、5か月で戻ってきました。早くない?」と自らツッコミ、スタジオを笑わせた。

 一日限りの〝復帰〟かと思いきや、それだけでは終わらない可能性が出てきた。「春菜をもう一度、番組に戻せないかと検討しているというのです。代打MCとして出演したのには、テストの意味合いがあります」(前同)

 大々的に卒業したにもかかわらず、すぐに出戻りというのは珍しい。通常ならば検討されることすらない。それでも春菜の名前が出てきているのはなぜか。

 お笑い関係者は「やはり加藤の意思が大きい。闇営業騒動の時、加藤が番組内で吉本興業のトップを糾弾したことで、春菜も追随せざるをえなかった部分があり、巻き込まれた形となったから。責任を感じている加藤は春菜をブッキングできないかとか、いろいろなところに持ち掛けている」と明かす。

 加藤は3月末で吉本とのエージェント契約が終了。吉本が契約延長を望まなかったからだ。エージェント契約に切り替えた春菜も吉本内で厳しい立場にあることは間違いなく、契約更新を含めて今後の先行きは不透明。お笑い界ではまだ若手扱いの春菜を守るべく、加藤は動いているのだ。

 番組制作サイドとしても、春菜が戻ってくるのは歓迎だ。今回、復帰にあたって与えられる役割は3月までのサブMCではなく、週1回の1コーナーが濃厚。「卒業するまで持っていたエンタメ情報を紹介する『HARUNAまとめ』というコーナーです。4月から月替わりのマンスリーゲストが司会を務める似たようなコーナーが始まりましたが、正直なところブッキングも大変ですし、番組に慣れたころに交代となってしまう。それだったら勝手知ったる春菜に任せようという話になっているのです」(前同)

 先日、代打MCを務めた時には、SNS上に「戻ってきてほしい」と歓迎する多くの投稿があった。まだ確定ではないものの、早ければ秋から再びスッキリレギュラーとなった春菜の姿が見られるかもしれない。