〝金メダルかじり騒動〟は、新しいメダルに交換されることで落ち着いたようだ。日本テレビが11日、「メダルが新たなものに交換されることに決まった」と報じた。交換費用は河村たかし市長に請求するという。

 東京五輪ソフトボール日本代表で名古屋市出身の後藤希友(20=トヨタ自動車)が4日、市役所で金メダル獲得を報告した際、河村氏がマスクを外してメダルをかむパフォーマンスをした。

 カチッとかむ音が聞こえるほどのしっかりとしたかみ具合だった。汗と涙の結晶に唾液が付着したことで、アスリート側だけでなく、世論、政治家からも批判が殺到。交換を求める声が高まっていた。

 後藤自身はかまれたメダルでも、「チームで勝ち取って表彰式で授与されたものだ」として、交換を辞退する方向だったが、交換が決まった。

 このニュースに国際政治学者の三浦瑠麗氏はツイッターで「シュールだ…。」と一言。また、政治評論家の竹田恒泰氏も「交換が決まってよかった! とはいえ、表彰台で授与されたメダルとは異なるわけだから、問題が完全に解決したわけではない」とツイート。さらに女優の裕木奈江も「彼女の意志を尊重し元のメダルを取り上げず2つあげたらいいのに」とツイッターに記した。

 ちなみに河村氏は今年4月、地上展示された名古屋城の「金のしゃちほこ」にもかじりつくようなポーズをとっていたことから、ネット上では市民から「しゃちほこも交換を」との声も…。ただ、さすがにしゃちほこは大きすぎたようで実際に噛みついてはいない。