人気ユーチューバーのシバター(35)が東京五輪開会式演出を担当していた元「ラーメンズ」の小林賢太郎氏(48)の解任プロセスに関して疑問を呈した。

 シバターは23日に自身のユーチューブチャンネルでタイトル「ラーメンズ小林賢太郎が炎上したけど、東京五輪おかしいよ…」で動画を公開。

 同問題では小林氏が過去にホロコーストを題材にコントをしていたことを、中山泰秀防衛副大臣が米国のユダヤ人人権団体に報告したことなどが明らかになっている。

 シバターは「オレの率直な意見としてね、これは小山田さんの時とは違うだろうと、これはちょっと違うんじゃないの? オリンピックに携わる人間として、そういうネタが過去にあったのはよくないのかもしれないけど、政府の見解なり、方針なりを防衛副大臣がまず、確認してから、だったんじゃないの? 何か大事なことをすっ飛ばして、動いたんじゃないのかって思ったね」と切り込んだ。

「お笑いのコントの言葉尻を一つとらえて、そんなことを言い出すんだったら、もはや、小説家も音楽家もお笑い芸人も表に出て、自分の考え、面白いこと、かっこいいことを発表する職業の方々はオリンピックに一切使えないよ。だって、お笑い芸人なんて、不謹慎な事をあえて言うっていうのが、日本、アメリカもそうだけと、お笑いの一つとしてあるから。それをダメっていったら、もう何もできない。誰も起用できないよ。だから今回はやりすぎかなと。小林さん、かわいそうかな」とシバターは疑問を投げかけた。

 シバターは「俺は、東京でオリンピックをやりたいと言い出した時から反対派です」と改めて五輪中止を訴え、緊急事態宣言下で苦しんだ飲食店などの窮状を指摘。「それでオリンピックやるの?と。誰の利益のために? これ、おかしいと思うよ。本当に。日本人選手が活躍しても、手放しでは喜べないよ。その陰で(コロナ禍で)苦しんでいる人もいるわけだから」と追及した。

 最後は「日本、少し嫌いになった。俺が東京都知事選にでも出て、変えなきゃなと、小池百合子よりはましだろうと」と冗談めかすも「一本筋の通った何かがあるなら、東京五輪やるなんて言えないよ」と本音を明かした。

 〝炎上系〟と言われるシバターも炎上しまくりの東京五輪にはあきれている。