酒類の販売事業者に対して取引停止を要請した問題でバッシングを浴びる西村康稔経済再生担当相(58)が、「朝パー西村」なる異名を付けられた!?

 西村氏は14日、衆院内閣委員会で一連の問題について「事業者には混乱を生じさせ、誠に申し訳ない」などと陳謝。立憲民主党の今井雅人氏から辞任を求められたが、「感染を抑えることに全力を挙げることで、責任を果たしたい」と辞任は否定した。

 渦中の西村氏は、大の政治資金パーティー好きという一面を持つ。

「西村氏は、新型コロナ禍で都民が夜間の飲食店での飲酒を自粛するよう求められていることを考慮し、政治資金パーティーを昨年8月に都内で午前8時から開催しました。今年4月にも都内で朝8時から開催しようとし、さすがに〝コロナ禍でマズい〟と判断して延期しました」(永田町関係者)

 政治資金パーティーは午後6時以降に開催されるのがほとんどだ。

「西村氏も朝8時は『異例だ』と認めています。周囲からは、朝からパーティー、略して『朝パー西村』と冷やかされています」(同)

 コロナ禍でも各議員、各派閥は政治資金パーティーを開催しているが、出席者に対するアルコールの提供は控え、感染対策をアピールしている。

 もちろんコロナの感染が落ち着けば、晴れてアルコールの提供は解禁されるが、西村氏は一連の問題が尾を引きそうだ。

「西村氏の政治資金パーティーでアルコールが提供されても、出席者から『事業者に〝圧力〟をかけていたでしょ』と言われかねません」(同)

 15日発売の「週刊文春」によれば、新型コロナ対応の特措法で時短営業の要請に従わなかった都内の飲食店4店に25万円の過料が科されたことに、西村氏は「もっとちゃんと過料を取れるようにしろ!」とイラだっていたという。これでは関係業界から、さらに怒りを買いそうだ。