国民民主党の山尾志桜里衆院議員(46)が17日に電撃引退表明をしたことに、政界から惜しむ声が上がっている。

 日本維新の会の音喜多駿参院議員はツイッターで「疑惑報道が背景にあったとは思いますが、嫌味ではなく議員としての政策立案・弁論能力は突出していて、惜しい人材が政界を去るなと思わずにはいられません。憲法・人権問題のバトンはしっかり皆で引き継がねば」とつぶやいている。

 かつて同じ民主党にいた細野豪志衆院議員もツイッターで言及。山尾氏が「政治家一筋というキャリアが標準モデルとなっていることに何度も違和感を覚えました」と述べたことに触れ、「個人的に気持ちはよく分かる。他方、選挙区の人々の思いは何にも増して重たい。山尾さんが選挙区を離れたからできた決断かも知れない」と指摘した。山尾氏は愛知7区から比例東京ブロックに国替えしていた。

 国民民主党の伊藤たかえ参院議員は「山尾さんの引退は日本政治にとって大打撃です」とツイート。「でもご決断の理由には大きく賛同します。働きながら暮らす中で、ある一時期政治家をやり、また社会に戻っていく。何かの差配で再び政治の場で働く事もあるかもしれないけど、そんな回転ドアを私たちは自然にしたい! いつも話していた事です」と共感を訴えた。

 いずれ政界復帰ということもあるかもしれない。