立憲民主党(枝野幸男代表)は16日、国会事務所の私的利用疑惑を報じられた石垣のりこ参院議員(46)に対し「注意」したことを発表した。

 この問題は石垣氏が永田町の参議院会館事務所を私的な目的で使っていたとして「職務以外の会館事務所の使用は禁止されている」と週刊誌に報じられ、立民がどう対応を示すのか注目が集まっていた。

 福山哲郎幹事長(59)は会見で「(同党副代表で)参議院幹事長の森裕子さんが、石垣さんと話をした。(石垣氏に)注意したと私は報告を受けています」と語った。

 立民は党として石垣氏の問題をどこまで把握していて、今後どう対応するつもりなのか。

「森幹事長がそれ(問題)を聞いて注意したとまで報告を受けているので、今の段階では、そんな感じです。森幹事長にちょっと様子を、もう一回様子を聞いてみたいと思います」(福山氏)

 同党・本多平直衆院議員(57)の〝14歳性交発言〟で炎上した問題で、枝野代表は「研さん積んでもらわなければ」と厳重注意にとどめたことで、永田町関係者から「身内に甘い政党」と声が上がっていた。

 石垣氏の問題をめぐってネット上では「立民に自民党の不祥事を追及してほしいが、それ以上、自分たちのお友だちの行動に同様の対応をしてほしい」「まったく対応が遅い」との書き込みが寄せられている。