元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(51)が5日、「NewsBAR橋下」(ABEMA TV)に出演。「野党第一党党首にいちゃもんをつけられたら、うっとうしい」などと、立憲民主党の枝野幸男代表を批判した大阪府の吉村洋文知事に理解を示した。

 大阪府は3月1日、運用中の重症病床の一部を一般医療用に切り替えるよう医療機関に通知し、運用病床は約200床から約160床に減少。枝野氏は「一番悪いのは大阪府知事」「病床不足に輪をかけた」と非難した。

 吉村氏は「確保病床は減らしていない。事実誤認」と反論。さらに4日の記者会見で「どこかの立憲民主党代表から『一番悪いのは、吉村だ』と言われないようにしないといけない」と発言していた。

 この一連の騒動に橋下氏は「じゃあ、野党の国会議員ってコロナ対応で何やってんの?ってことだからね」と首をひねり「そりゃ、国会で提言とかやってるんだろうけども、知事や市長の業務と比べれば、野党の国会議員の仕事なんて屁みたいなもんだと思うよ」と痛烈に批判した。

 さらに“コメンテーター”の橋下自身も「この仕事も屁みたいなもん。同じ屁同士」とし、「野党の国会議員もコメンテーターも一緒。無責任な状態で言うだけだから。知事や市長というのは現実の行政権を持って、責任を持ってやってるわけだから、そこに対するリスペクトがないと。枝野さん、それで日本のリーダーになろうとしてんのかな?」と苦言を呈した。

 ただ一方で「一応、客観的に言わさせてもらうと、これは枝野さん喧嘩しかけられたんだよね。日本維新の会の馬場(伸幸幹事長)さんたちに。『立憲民主党は日本にいらない政党だ』って」とも指摘。そのうえで「そこを、吉村さんが全国的に非難されてるからって、そっちに行くなよと。馬場さんのほうに、国会のほうにいったらいいじゃない」とコメントした。