立花孝志党首(53)率いる「NHK受信料を支払わない方法を教える党」(NHK党)が17日、3度目となる党名変更し、「古い政党から国民を守る党」(略称・古い党)となった。

 一昨年の参院選で「NHKから国民を守る党」(N国党)として、国政政党になった同党は、昨年12月に「NHKから自国民を守る党」(NHK党)に変更。今年2月には「NHK受信料を支払わない方法を教える党」に再度、変更していた。それでもNHK受信料問題にフォーカスしている同党は「NHK」の3文字を外すことはなかったが今回、ついに〝消滅〟した。

 立花氏は次期衆院選へ向け、ワンイシューを掲げる政治団体を集める諸派党構想を進めている。NHK党の旗の下では、他の政治団体が集まりづらいとあって、「特になし党」「既成政党を支持しない党」など別の党名を模索していたが、「古い政党から国民を守る党」に落ち着いた。受信料問題に取り組む「NHK党」は諸派党傘下の一政治団体になる見込みだ。

 千葉県選管で党名変更の届け出した立花氏はSNSで「古い政党が無茶苦茶な法律をつくって、無茶苦茶なことをしてきた。古いのは自民党だけでなく、共産党、公明党、立憲民主党、国民民主党であって、選挙の時は組織票で古い権力を守ってきた。これからは新しくできた〝古い党〟が迫害されてきた少数意見を取り入れて、新しい考えでやっていく」と意気込んだ。