国民民主党の山尾志桜里衆院議員(46)は14日、国会内で行われた「人権外交を超党派で考える議員連盟」第3回総会に出席した。

 山尾氏は「週刊文春」で議員パスの公私混同利用、倉持麟太郎弁護士(38)との交際継続、倉持氏の元妻Aさんの自死が報じられた後、自身のツイッターで謝罪したが、その後はダンマリを決め込み物議を醸していた。

 この日は、山尾氏が原資が国民の税金である〝議員パス問題〟について「同議連の終了後に会見で説明する」との観測が流れたことで、大勢の報道陣が詰めかけた。

 山尾氏は同議連に関する質問に答えた後、記者から「国会に所属するテレビ、各社の代表として一部週刊誌で報道されています議員パス不正利用に関して、直接的な説明がされていないですけども」と聞かれると、マスク越しに表情を変えて突然立ち上がり、早口でこう声を荒らげた。

「あのーすいません。まったく今日はそういう場ではありませんので、その件についての質問があれば、どうーぞ会館のほうにいらして、質問を出してください。まったく趣旨が違います!」

 別の記者から「でも先生、説明されたほうがいいんじゃないでしょうか」と問われても「まったく場が違いますので、失礼します!」とブチ切れ。そのまま会場を後にした。

 マスコミ各社は文春の報道後、山尾氏の国会事務所に電話で取材を申し込むが、応答がなくお手上げ状態が続いていた。

「山尾氏はこの日に説明するものと見込まれていましたが、何の説明もなくて逃げた格好です。今後、会館に質問表を出しにいっても、不在を装って真摯に対応してくれそうにないのではないか。質問表を出しても回答はただ一言『反省しています』ではないか」(マスコミ関係者)

 同議連は来週にも開かれる予定。山尾氏は出席を明言したが、議員パス不正利用問題について答えてくれるのかについては期待が持てそうにない。