立憲民主党代表代行の蓮舫氏(53)が12日の会見で、新型コロナウイルス感染拡大の有無に関係なく、東京五輪パラリンピック大会の開催に意欲を示す菅義偉首相(72)の姿勢を改めて批判した。

 枝野幸男代表(56)は10日の衆院予算委員会で菅首相に対し「(五輪中止)判断のギリギリの時だ」と追及。蓮舫氏は「私からは(参院予算委で)菅総理にバッハ会長に相談をするべき時だと。これらが我が党の立ち位置です。都民は(五輪の)開催都市で特に関心が高いですから、ここで新たな感染爆発を起こすとか考えた時に、私たちは(五輪開催について)都議会議員らの意見をまとめていこうと思っています」と話した。

 これに“共鳴”しそうなのが、小池百合子都知事(68)だ。現時点で小池氏は開催派であるが、与党内では「“緑のタヌキ”だけに、頃合いを見計らって『中止』の判断に踏み切る可能性もある」という見方がくすぶっている。

 蓮舫氏は小池氏との連携について「現段階では持っていません」と話しているが、果たして――。