歩く派か、それとも立ち止まる派か? エスカレーター問題がエスカレートするかも?

 今月26日に埼玉県議会で「埼玉県エスカレーターの安全な利用の促進に関する条例」が賛成多数で可決した。これは、安全のために利用者は立ち止まって乗ることを求める条例案だ。施行は10月1日からとなる。

 エスカレーターに関しては、急いでいる人のために片側を開けるのが慣例となっている。東京では左側、大阪では右側を開ける習慣になっているのを知っている方も多いだろう。だが埼玉県では10月から、どちらも開けずに立ち止まることが義務付けられるのだ。

 この問題を取り上げたのは30日放送のTBS系ワイドショー「ゴゴスマ」。確かにエスカレーターでの転倒事故は決して少なくはない。

 ゲストコメンテーターのますだおかだの岡田圭右は「ハッキリ言うて、(自分は)歩く派なんです、せっかちやから」。前に2人が並んで立ち止まりふさいでたら「う~~ん、というね。生放送やから、う~~んとしか言われへんよ。う~~んでカンベンして!」。この「う~~ん」は、心の中で「どいてや!!」と叫んでいるかのようだった。

 それでも、歩くのが危険なことは承知しているようで「最近は健康のためにも階段を歩くようにしている」と岡田。

 番組調べでは同県民の68%が賛成で、32%が反対だそう。10月以降、果たして条例は守られるのか。埼玉県民のお行儀の良さが問われる?