れいわ新選組の山本太郎代表(46)が15日、ユーチューブのれいわ新選組公式チャンネルで、俳優の伊原剛志(57)との対談を公開。山本氏が大先輩に出馬打診の直球を投げ込んだ。

 2人は過去に映画やドラマで共演し、肌が合う間柄。山本氏は冒頭「普段だったら政治の話しかしないチャンネルですが、今回は政治の話はほぼなしぐらいの勢いで」と役者、映画論などで盛り上がった。

 終始、伊原の俳優にかける思いに圧倒されていた山本氏だが、なんとか政治の話を切り出すチャンスをうかがっていた。

 すると伊原が「今、57(歳)だから20年生きて77(歳)。時間がないと思って、発信もしたいし、生きるって楽しいというのを伝えたい」と人生ビジョンを示すや、山本氏は「20年のどこかで政治に挑戦するってことはないですか?」と問いかけた。

 しかし、伊原の俳優へのこだわりはハンパではなかった。「俺が立候補? うーん、20年役者でやりきったら思うかもしれんけど、今は役者をやりたいから片手間にできへん。役者が大好きで、半ばだと思う」との返答に山本氏は「口説く時期間違えた~」と頭を抱えた。

 ただ、れいわ新選組の党勢拡大のために候補者探しに全国を奔走している山本氏だけに簡単に引き下がるワケにもいかない。

 最後に「来年の参院大阪選挙区からどうですか? 役者をやっていたということはもうちょっと先ですか?」とダメ元で確認するや、伊原は「太郎が総理大臣になった時ぐらいかなあ」と苦笑い。山本氏は「(総理に)なる前にお力貸してください」とお願いし、なんとか〝前向き〟な回答を引き出すことに成功した。