楽天の三木谷浩史会長兼社長(55)が8日、ツイッターを更新し、新型コロナウイルスの脅威にさらされている東京五輪・パラリンピックについて私見を述べた。

 三木谷氏は「日本を元気にしたいという自分の創業の原点に立ち戻り、(実業界ではタブーだけど)勇気を振り絞ってストレートに言うことにしました。『五輪に関しては、現状を鑑み、冷静に開催の見直し、または順延をIOCと協議すべきだ。』あまりにもリスクが大きすぎる」と指摘した。国際オリンピック委員会(IOC)も日本政府も「開催する」としか言わないことに疑義を呈したわけだ。

 このツイートには1万以上の「いいね」が押されており、「大半の人が皆そう感じていると思う」「よく言ってくれた」と賛同のコメントが寄せられている。同時に「『中止』とは言えないんですね」と踏み込みが足りないとの意見もあった。

 今後、三木谷氏に続いて経済界から五輪・パラリンピック開催見直しに言及する人は出てくるのか。