緊急事態宣言の延長が2日、決まった。期限は3月7日まで。11都府県のなかで栃木県のみが解除となる。

 菅義偉首相(72)は衆院議院運営委員会で「宣言をした後に感染者数は減少している。これはこの宣言のなかで飲食中心と的をしぼって協力をお願いしたことが効果を上げている」とこの1か月の成果を強調した。

 これからの1か月については、「感染をとにかく終息に近づけていく。そのためにはもう一度、ここでひと踏ん張りの協力をいただいて減少させたい」と意気込んだ。

 国民民主党の玉木雄一郎代表(51)はツイッターで「国民に、もう一踏ん張りを求めるなら、国ももう一踏ん張りしましょう」と国こそ頑張るべきと指摘。「緊急事態宣言が延長されるのに持続化給付金や家賃支援給付金は延長されず打ち切り。支援の空白が生まれます」とし、既存の支援策の延長と再給付に加え、新しい支援策も求めた。

 これには「もう貧しき国民は、踏ん張れないよ」「給付金10万円配ってください」と切実な声が寄せられている。