東京・千代田区議補選(31日投開票=定数1)が24日告示され、無所属で司法書士の加陽麻里布(かよう・まりの)氏(28)が立候補した。自民党の大坂隆洋氏(45)、地域政党「あたらしい党」から女装家の梅田なつき氏(34)が立候補し、令和時代を象徴する補選となっている。

 加陽氏はユーチューブチャンネル「司法書士YouTuber カヨウマリノ」で人気のユーチューバー。20代の若さながら永田町で司法書士事務所を切り盛りし、先日は東京司法書士会の理事にも当選している。
 
「昨年、区民に(独自に)特別給付金12万円を出す時の混乱を見ていて、区政に興味を持った。千代田区は法人も多く財政は豊かだが、コロナの給付金制度でさまざまな問題がある。実態に合った給付金制度を実践できるように区政に提言していきたい」と意気込んだ。

 出馬を決めたのはわずか1週間前。自民党の大坂氏は前回の区議選で12票差で落選したとあって、満を持してのリベンジ戦。あたらしい党の梅田氏は女装家で、ポスターには「3児の父」「LGBTs当事者」「ニューハーフバーに4年間勤務」とあり、戸籍上は男性になる。

「候補者を見たら、自民党とLGBTの方の2人だけだったので、選択肢がもっとないといけないと感じた」(加陽氏)と使命感に燃えての立候補だ。

 NHKから自国民を守る党の推薦や支援はなく、完全無所属。立花孝志党首も一友人として、この日、ボランティアとともにポスター張りを手伝った。

「お金のかからない選挙をやっていきたい。SNSやポスター、選挙公報で訴えたい」(加陽氏)とネットを軸に支持を広げていきたい考えだ。