フリーアナウンサーの辛坊治郎氏(64)とウイルス学が専門の宮沢孝幸・京大准教授が16日、読売テレビ「特盛!よしもと 今田・八光のおしゃべりジャングル」に出演し、新型コロナ対策による医療体制について意見を述べた。

 現在、新型コロナ感染症については「指定感染症」(2類相当以上)とされているが、医療ひっ迫に対応するために、インフルエンザと同じ「5類」に見直すべきとの意見がある。

 これに賛成の辛坊氏は、「医師会が2類相当に固執しているのでは?」と聞かれ「医師会っていっても、個人病院と大病院の経営者とみんな立場は違う。ですが確実に言えるのは一つで、自分たちの商売に差し障るようなことはしたくない。だから優先順位はもちろん日本の立派なお医者さんの皆さんは国民の健康第一に考えてらっしゃると思いますが、同時に自分たちの業界のことも考えてらっしゃる」と意味深長にコメント。

 宮沢准教授は「僕も今回のお医者さんの対応に驚いた」ときっぱり。獣医師でもある同准教授は「僕たちからしたら、消防署の人に例えたら『火事が起こるからマッチ使うところを全部IHにしろ』って言ってるような感じがして、プロ意識がどうなのかなっていうのがある。僕たち獣医もいろんな職業があって、検疫とかで感染して亡くなることもあるけど、そういう仕事だからしょうがないと思っている。だけど今回、お医者さん逃げ回っているような気がして、どうなのかなと」と苦言を呈した。

 あまりの辛口意見に辛坊氏は「私も一緒にしないでくださいよ!」と訴えていた。