菅義偉首相(72)が16日、日本テレビ系「news zero」にVTR出演し、有働由美子キャスターの単独インタビューに答えた。

 菅首相は14日夜に自民党の二階俊博幹事長ら8人と会食し批判を浴びている。有働キャスターが「国民には4人以下と呼びかけている中、8人ですか。これは呼びかけている国のリーダーとして、じゃあ国民はどうすればいいの?となりましたけど」と追及。
 
 菅首相は「正直言って、当初、(店に)遅く行きましたから、ご挨拶をさせていただいて失礼しようと思ったんですけど、結果的には40分程度、残っていろんな話をするような結果になってしまいまして。そこは大いに反省しているところであります」と釈明した。

 全国一律停止となった「GoTOトラベル」については「最初、7月の中頃に判断したわけですけども、これについてはいわゆる専門家の先生方から『移動することによって感染は増えない』という提言をいただいていた。8月から9月にかけては現実的に減少してきているんですよね。今日まで約5000万人がご利用していただいて、感染された方が270名でありますから、そこは(専門家の)言われた通りじゃないかなと思います」と述べた。

 スタジオの生放送では有働キャスターが「菅総理、『専門家の判断』という言葉を15分余りの間に13回繰り返したんです。その専門家で言うと、先月20日に『GoToトラベル』の見直しを提言している」と指摘。「日本のリーダーとして私たち国民にどう動いてほしいのか、今日菅さんにうかがいましたが届く言葉はなかったように感じました。でも、まだまだこの戦い続くんですよね。みんなが頑張ろうと思えるメッセージ、今からでもお願いしたいと思います」と感想を語った。