サプリメントメーカー「DHC」が大炎上している。同社が公式サイトにアップしている代表取締役会長の吉田嘉明氏の文書が「ド直球の差別」と批判されているのだ。
 
 問題となっているのは、DHCが行っている現金1万円プレゼント企画「ヤケクソくじ」の説明文書に記されていた文面。吉田氏はDHCのサプリを猛アピールする傍ら、サプリの売上金額のみだとサントリーに負けていると明かした。

 吉田氏はサントリーのサプリについて「DHCなら500円で売れるものを5000円近くで販売している」「消費者の一部は、はっきり言ってバカですから、値段が高ければそれだけ中身もいいのではないかと思ってせっせと買っているようです」とディス。DHCの企業努力を分かってくれない消費者を取り入れるため、自暴自棄で「ヤケクソくじ」を始めたと説明した。

 さらに文書の後半では「サントリーのCMに起用されているタレントはどういうわけかほぼ全員がコリアン系の日本人です」と断言。「そのためネットではチョントリーと揶揄されているようです」とし「DHCは起用タレントをはじめ、すべてが純粋な日本企業です」とした。同社長は過去にも公然と差別発言を繰り返してきた。

 案の定、ネット上では「いろいろひどすぎる」「ものすごい価値観」「従業員がかわいそう」「チョントリーなんて言葉初めて聞いた」と大炎上している。

 タレントで作家の乙武洋匡氏(44)は16日、ツイッターでこの問題に触れ「NIKEのCMに対して『日本に差別なんてない!』と怒り狂ってた人々にほら、こうして差別主義者はいるよ、と身をもって残念な事実を知らしめていくDHCのアグレッシブさよ」と皮肉った。

 同社に対しては、SNS上で「♯差別企業DHCの商品は買いません」というハッシュタグまで誕生し、不買運動がスタート。当分騒ぎは収まりそうもない――。