コメディアンのぜんじろう(52)が25日、ツイッターを更新。コロナ禍の中、大阪維新の会が躍起になって強行した2度目の住民投票を皮肉った。

 ぜんじろうは「『大阪で490人感染 全国最多 新型コロナ』吉村知事や松井市長が大阪市廃止に躍起になった結果、全国最多です。また吉村氏の本業のタレント活動が超多忙でコロナ対策やってる感出した結果、全国最多」と厳しく指摘。

 維新の会推薦の〝特効薬〟イソジンはメーカーの株価アップには効果を上げたが、コロナ感染者に歯止めをかけるまでには至らなかったようだ。ぜんじろうは「なるほど!〝大阪モデル〟って、こういった結果の事を言ってたんですか?(笑)」とイヤミをかました。

 大阪市を廃止して4つの特別区に再編する、いわゆる「大阪都構想」の賛否を問う住民投票は、11月1日投開票で反対票が賛成票を上回り、否決された。そもそも、この案は維新の会創設者の橋下徹氏(51)が掲げ、2015年に住民投票を行った。その際、最初で最後と断言していたはずだった。

 橋下氏は約束通り政界を引退したものの、都構想はゾンビのようによみがえり、跡を継いだ松井一郎大阪市長の下、再び住民投票が行われた。維新の行政改革により、多くの無駄遣いが減り財政が改善したが、2回の住民投票には数十億円が投じられたという。松井市長は責任を取り、あと2年半の任期を全うして身を引くと表明している。