酒を飲んでバイクを運転したとして道交法違反(酒気帯び運転)で東京区検に略式起訴された「TOKIO」の元メンバー山口達也(48)が19日、コメントを発表した。その中で、深く反省し、再度、アルコール依存症の治療をする決意もうかがわせた。かつての仲間、TOKIOのメンバーは今回の〝事件〟以降も、陰ながら山口に声援を送っている。治療の進展次第では山口の合流も早まりそうで、TOKIOが新たなスタートを切る来春早々というのも見えてきた!?

 18日に略式起訴された山口はこの日、ファクスでコメントを発表した。

「この度は私の起こしたオートバイによる酒気帯び運転事故で被害者並びに多くの皆様に多大なご心配とご迷惑をお掛けしました事を深くお詫び申し上げます」と謝罪。事故については「第2の社会人生活を送るため、アルコール依存症を克服しようと努めて参りました しかしながら、今回の飲酒運転という行動についてはアルコール依存症以前の問題であって弁明の余地はなく、真摯にその罪を償っていく所存です」と深く反省している心中を明かした。

 身元引受人となった兄も「今後は本人がアルコール依存症を克服し、再び社会生活を送る為の力となれますよう、今まで以上に支えて行きたいと思います」と支援の継続を約束した。

 一方で、これまで山口を陰から支えてきたTOKIOは、来年3月末に大きな転換期を迎える。長瀬智也がジャニーズを離れ、残る3人が「株式会社TOKIO」を立ち上げる。

 あるテレビ局関係者は「新会社は芸能マネジメントだけでなく、福島県の復興を含めて、いろいろな事業を展開していくといわれていますが、そのためにも山口の合流は不可欠といわれていた。その道筋が見えてきた矢先に逮捕されたので、松岡(昌宏)をはじめ、メンバーの落胆は大きかったそうです」。

 それでもTOKIOのメンバーは山口を見捨ててはいないようだ。

「メンバーのそれぞれが山口に連絡を入れていたそうです。松岡なんかは電話で相当、怒ったんですが、一生懸命フォローもしたようです。そんな仲間の思いに、山口もしっかりアルコール依存症に立ち向かう決意をしたのでしょう」と同関係者はいう。

 その決意の表れか、山口の環境には大きな変化もあったという。

 ある芸能関係者は「女性誌にサーフボードやベースを貸し倉庫に運んだことが報じられましたが、山口さんはいままで住んでいたアパートを引き払ったそうです。以前よりも親族とより近いところでアルコール依存症と闘い、更生を目指していくそうです」。

 仲間が支え、親族が見守ってくれる環境なら、依存症の克服も早まりそうだ。

 前出のテレビ局関係者は「メンバーもさることながら、ジャニーズも決して山口を見捨ててはいない状況のようです。今回、山口がコメントを発表したのも、山口の周辺が復帰の青写真を描いているからともいわれています。山口の状況が好転するようなら、もしかすると『株式会社TOKIO』の立ち上げ早々に復帰というのもあるのではないかともいわれています」。

 表舞台には立てなくても、来春早々にはTOKIOに合流しているかもしれない。