自民党の杉田水脈衆院議員(53)が18日、国会内で本紙の直撃に応じた。9月に性被害をめぐる「女性はいくらでもうそをつけますから」発言から1か月以上が経過したなか、「逃げ切った」という批判の声をどう受け止めたのか。 

 杉田氏はこの日、行われた自民党「日本ウイグル国会議員連盟」に出席。中国・習近平政権が300万人ものウイグル人を強制収容所に入れている実態を聞き「聞いてて、胸が苦しくなるような思いがしました。私自身も落選中は国連で人権問題をずっと訴えてまいりましたから。そういったことで何か力になれることがあればと(同議連で)発言させていただきました」と述べた。

 かたや、前述の失言を巡っては性暴力に抗議する「フラワーデモ」が先月13日、辞職を求める署名を携えて党本部を訪れたが、自民党は事前に連絡がないことを理由にこれを受け取らなかった。

 現在は自身のブログで謝罪して以降、沈黙を続けたことに「抗議を無視した」と怒りの声が上がっている。

 改めて失言で傷ついた人に対する謝罪について聞くと「ブログを読んでもらえれば、わかってもらえる内容だと思っているので。あの(ブログの)内容をどこも報じてくださらないんですけどね。読んでもらえば、みなさん理解してくれると思っていて。文字に書いてあるのでね、それを本当に読んでくれれば、ありがたいと思っています」と訴えた。

 杉田氏の言葉は届くのか。