動画の撮影・投稿を巡る事件で起訴された迷惑ユーチューバーの〝へずまりゅう〟こと原田将大被告(29)が先週、保釈され「一日でも早く社会貢献したい」とツイッターに投稿した。

 原田被告は22日、約3か月ぶりにツイッターを更新。「食べた物を吐くので、吐血する状態」「様々な条件があるから完全に自由になった訳ではない」「事件や捜査関係については一切話したらダメなので全てが終わり次第説明する」「今は身体を治したいし一日でも早く社会貢献したい」とつづった。

 今年5月に愛知県岡崎市のスーパーで、会計前の魚の切り身を食べた窃盗容疑で7月に逮捕、起訴され、今月の裁判を迎える前に同じく5月に大阪市のアメリカ村の衣料品店で返品を巡り、経営者に罵声を浴びせ業務を妨害したなどで威力業務妨害と信用毀損で大阪府警に逮捕、送検された。

 その後、冒頭のツイートは削除され、ネット上では「反省のポーズを見せただけ」と疑念が上がったが、保釈後の原田被告と話した関係者はこう語る。

「(勾留中に)声をかけてくれた友人、手紙をくれたファンの人には心から感謝し『読んで涙が出たし、勇気をもらった』と言っていました。彼は根はいいヤツで、有名になりたい一心で、ユーチューブで迷惑動画を上げ続けてしまったのでしょう。号泣して、謝罪していました」

 原田被告と親交のある「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首は「僕もユーチューブで炎上させて、ここまで来たから、へずま君の気持ちは分からなくもない。彼の両親も相当悩んでいる。本人もいけないとわかっていながら(迷惑行為を)してしまう自分に悩んでいる。なんとか更生させたい」と話す。

 今後は刑事裁判に舞台を移すが、高校、大学時代はレスリングに励んでいた原田被告は格闘技界への進出も考えているという。ツイッターの投稿削除は、司法当局からの注意や弁護士らからの指導があったとみられ、相当懲りていることは間違いないようだ。