6月にジャニーズ事務所を退所し、独立した元NEWSの手越祐也(32)がCMでテレビ復帰した。しかもこのCMは、ジャニーズ在籍時代にレギュラー出演していた日本テレビ系「世界の果てまでイッテQ!」の番組スタート直前に流れた。ファンからは「イッテQに戻って!」の大合唱となった。

 CMが決まったことは5日にアップされたユーチューブ公式チャンネルで明かされた。ファッションブランド「Rady」の松田周社長が、手越にCM出演が決まったことを報告し、松田社長は「チャラチャラいってほしい」とCMコンセプトを伝えた。

「Rady」のCMは「ザ!鉄腕!DASH!!」と「世界の果てまでイッテQ!」の間、午後7時55分過ぎに放送された。CM放送記念として手越は、ユーチューブで生配信しながらCMを見るという動画もアップ。ライブなどで盛り上がりつつ、CMの時間になると神妙な面持ちでテレビ画面を見つめた。

 ファンからはチャットで「イッテQに戻って」という声が数多く上がり、手越も「戻れるものなら出たいさ、宝物だったんだから」と心の底から訴えた。

 CMが流れ終わると手を叩き「これ、俺だけが見てるドッキリ映像じゃないよね」と満面の笑みを浮かべ、「Rady」と日テレに感謝の言葉を述べた。

 ジャニーズを辞めて4か月足らずだが、テレビに戻れたのはやはり手越の“人脈”だ。ある芸能プロ関係者は「ジャニーズを辞めたタレントがテレビ番組に出るのはテレビ局の忖度などもあってなかなか難しいが、CMとなれば話は変わる。元SMAPの草彅剛、香取慎吾、稲垣吾郎の3人がジャニーズを辞めた後もCMだけは出続けていましたが、あれは敏腕マネジャーといわれたI女史の人脈によるもの。クライアントを味方につけられるだけの力があってこそ。そういう意味では手越も相当なもの」。

 ジャニーズ在籍時代から人脈が豊富といわれていた手越だが、まだまだ突っ走りそうだ。