俳優の堺雅人(46)が主演を務めるドラマ「半沢直樹」(TBS系)の最終話が27日に放送。女優の江口のりこ(40)演じる白井亜希子国土交通大臣の名シーンが話題となった。

 白井大臣は、帝国航空の債権放棄を東京中央銀行に働きかけていたが、実際は箕部幹事長(柄本明)の指示であった。半沢(堺雅人)から箕部幹事長の黒い過去を知り、今まで自分の胸の中にしまい込んでいた、政治家としての真の姿を思い出す。今まで目の敵としていた半沢と手を組み、日本の未来、国民のために箕部幹事長の不正暴露に尽力した。

 話題となったのは、会見で不正を暴かれた箕部幹事長が会場から逃げ出そうとしたシーンで、白井大臣が前をふさぎ「恥を知りなさい」と言い放ったひと言。この発言は、昨年6月に安倍晋三前首相の問責決議案を提出した野党に対し、自民党の三原じゅん子参院議員(56)が放った発言と重なる。

 これにネット上では、三原議員と比較する声が多く「白井大臣の権力に立ち向かう魂の言葉」「この使い方が正しい」などと白井大臣の叫びに多くの視聴者が心を動かされたようだ。