フジテレビ系「バイキング」でMCを務める坂上忍(53)に大ブーイングだ。

 23日放送の「バイキング」で坂上は、酒気帯び運転で逮捕、釈放されたTOKIOの山口達也元メンバー(48)に言及。基準値5倍のアルコールが検出されていたことに「僕もお酒、いただきますし、50過ぎてすでに弱くなりつつありまして。なかなかこの量、いくの大変ですよね」とコメント。

 事件が午前9時半だったことに「目が覚めて、この量を飲めるのかっていうとちょっと難しい量じゃないですか」。

 さらに「何やってんのかなと思っちゃう」などと話した。

 このコメントにネット上では「おまえが言うな!」、略して〝おまいう〟のオンパレード。というのも、坂上にも飲酒運転で事故を起こした過去があるからだ。

 1995年1月のこと。友人宅のパーティーで飲酒したにもかかわらず車で帰宅。その途中、道路脇の電柱に激突した。ぶつけた電柱が根元から折れたというから、かなりのスピードだったと思われる。

 当時、事件を取材した報道関係者は「近くにいた人が心配して駆け寄ってきたが、坂上は無視。車から降りることなくそのまま走り去ろうとしたが、酔っていたためその後、何度か塀や駐車車両にぶつけた。その後、通報されて駆け付けたパトカーに追跡され、20分もカーチェイスを展開した後、現行犯逮捕されたんです」と明かした。

 24日の放送では、前日よりちょっとだけ踏み込み「僕も若い時、散々お酒で失敗してきたし…」と話す場面は見られたが、具体的に自身の飲酒運転に触れることはなかった。

 2年前に元モーニング娘。の吉澤ひとみさんが飲酒運転し、ひき逃げ事故を起こした時も、坂上は自らの体験について言及しなかった。

「坂上が事故を起こした時はまだ20代だったうえ、当時は飲酒運転にそれほど厳しくなかった時代だった。今なら即刻芸能界追放レベル。情報・報道番組のMCなら自身の〝失敗〟を振り返ってもいいものなのに…」とはテレビ局関係者。

 番組サイドも坂上にはとてもモノ申せる雰囲気ではない。

「スタッフに対する坂上の態度が厳しく、〝パワハラ疑惑〟が報じられている。誰も意見できる状態ではない」(同)

 秋の番組改編では「直撃LIVE グッディ!」が終了し、「バイキング」の放送枠が拡大され、3時間番組となることが決定した。

 再び芸能人の〝飲酒事件〟が起きた時、坂上はどう振る舞うのだろうか――。