NHKから国民を守る党のゆづか姫こと新藤加菜氏(27)の新型コロナ感染を受け、13日、関係各所は対応に追われた。

 本紙昨報通り、新藤氏は9日に発症し、12日にPCR検査で陽性が判明していた。永田町の参院議員会館に党職員(私設秘書扱い)として、勤務していたため、この日、参院事務局に感染を報告した。

 参院では新藤氏が出勤日だった7日に出入りしていた議員会館の議員室、会派控室、記者会見を行った会議室を消毒した。

 また新藤氏は7日に開かれた党役員会で、立花孝志党首(52)、上杉隆幹事長(52)、浜田聡参院議員ら(43)らと同席していた。
 
 立花氏と上杉氏は体調に異常はないものの、この日、PCR検査を受け、14日にも結果が判明する。同じ議員室に勤務していた秘書やスタッフらもPCR検査を受けた。

 一方、現役医師でもある浜田氏は、濃厚接触者の定義となる「1メートル以内かつ15分以上の接触」に自身は該当しないと判断。ブログで「現時点では体調に問題がなくPCR検査を受けるという判断はしませんが、少し注意深く過ごすことにします」と寄せた。

 立花氏と上杉氏は、15日に日本武道館で行われる「全国戦没者追悼式」に国政政党の党首と幹事長として、招待されている。出席については、陰性結果が出たとしても状況を見て、前日に判断したいという。