音楽ユニット「Do As Infinity」(以下、ドゥーアズ)の元メンバーでミュージシャン長尾大容疑者(49)が、覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで逮捕、起訴されていたことが明らかになった。薬物使用の影響からか「結社に追われてる!」などの妄言を吐いていたという。

 長尾被告は6月24日、宮崎県内で覚醒剤を所持したとして宮崎県警に現行犯逮捕された。今月20日には大麻取締法違反容疑で追送検。千葉出身で東京在住だったが、近年は沖縄を拠点にし、2か月ほど前から宮崎に住んでいたという。

 長尾被告は2000年までドゥーアズのフロントメンバーとして活動。浜崎あゆみのヒット曲「Boys&Girls」「SEASONS」などを手がけ、作曲家としての評価も高かった。「でも、近年は言動に怪しい面が見られ、プロデューサー業は開店休業状態でした」(知人)

〝言動が怪しい〟…この指摘を証明するかのように、長尾被告は周囲から「クスリをやってんじゃないか!?」と疑われていたそうで、薬物使用歴は15年との不穏な情報まで浮上した。音楽関係者は「長尾さんは『イルミナティに追われてる!』『フリーメーソンを怒らせてしまった!』と秘密結社の名前を出したり、妄言を口走っていたそうです。逮捕直前の6月もそんなことを口にしていたみたい」。

 かつて住んだ都内の自宅には多くの友人が訪れたが「『大ちゃん(長尾被告)は酒好きだけど、あの様子は酔っぱらってるんじゃなくて、ハッパじゃないかな。部屋もミョ~なニオイするし。怖いよ…』と大麻使用を疑い、寄り付かなくなった女友達もいました」(同関係者)。東京を離れ、地方を拠点にしていたのは「〝追われてる〟幻覚の影響かもしれない」(同)。

 当の長尾被告は29日、フェイスブックで「申し訳ない気持ちでいっぱいです」などとファンに謝罪した。

 またドゥーアズのボーカル・伴都美子はツイッターで「お前さんの曲に出会って命拾いしたんだぜ。裏切るな、生涯覚えてろよ。バカ野郎」と長尾被告に向けたと思われる言葉をつぶやいた。