ユッキーナを救えるのはこの男しかいない! 2011年8月に芸能界を引退した島田紳助氏(63)が13日、歌手のmisono(35)のユーチューブチャンネルに降臨。引退前同様の軽妙トークで、健在ぶりをアピールした。復帰は「あり得ない」とのことだが、期待されるのは“タピオカ店恫喝騒動”で大炎上し離婚した木下優樹菜(32)の再生役。かつての人気番組「クイズ!ヘキサゴン」(フジテレビ系)のメンバーとして木下を人気者にした手腕から、業界では「紳助さんしか助けられる人はいない」との声が出ている――。

 紳助氏が動画に登場するのは約8年半ぶりで、引退後は初めて。“復帰”の場に選んだのは、ヘキサゴンメンバーとしてかわいがっていたmisonoのユーチューブチャンネルだった。

 misonoいわく、がん闘病中の夫・Nosukeとともにタレント・山田親太朗がいる大阪のバーに行ったところ、偶然居合わせた紳助氏から「ユーチューブ撮ろう」と提案されたという。

「そうは言っていますが、おそらく夫の医療費などがかさみ、家計が苦しいmisonoさんのことを思い、紳助さんがひと肌脱いだのでしょう」とはお笑い関係者。

 5万人の登録者数だったmisonoのユーチューブチャンネルは紳助氏の動画配信後、10万人に激増。動画の再生回数は約297万回に達している(いずれも14日午後3時時点)。

 事情通によると「登録者数が増えれば過去の動画の再生回数も増え、月100万円以上の収入増になる可能性がある」という。misonoにとっては大助かりだろう。

 紳助氏の軽妙なトークは健在だ。キャップをかぶり、ヒゲをたくわえた同氏は「釣りしたり、ゴルフしたり、筋トレしたり、健全な日々を過ごしています」と近況を報告。

 昨今の芸能界について「芸能人がバラエティーに出て、これ言ったらアカンとか、不倫をしたらアカンとか。芸能人のなり手なくなるで。芸能人になるやつなんて世の中の痛いやつ。金持ちになりたいとか目立ちたいとか、有名になりたいとか、モテたいとか」と持論も展開した。

 トークの内容はおおむねヘキサゴンファミリーについてで、あの話題にも言及。昨年大みそかにお笑い芸人・藤本敏史(49)と離婚したヘキサゴンメンバーの木下だ。

 紳助氏は「フジモン頑張れー。あいつ泣き虫やんか。電話でしゃべったら泣いてるしかないねん。結婚するとき、離婚するとき、俺が(芸能界)辞める時、いつも泣いてんねん」と明かした上で「テレビで泣いたらええねんな。週に2、3回。タレントって個性やから。あいつ泣けるから。泣いたらええよフジモン」と“泣き芸”を勧めた。

 これに前出のお笑い関係者は「さすがの目利きぶり。その手は思いつかなかった」と感嘆する。

 木下の“再生”も期待される。姉が勤めていたタピオカドリンク店のオーナー夫妻に“恫喝DM”を送り付け、大炎上。昨年11月に無期限活動自粛を発表し、離婚までしたが、次から次へと新たな疑惑が浮上している。

「昨年7月のインスタグラムの投稿を縦読みすると『たかしあいしてる』となることが判明し、ネット上で不倫疑惑が浮上しています。もはや何でもアリの状態で、本人や事務所が否定しても、ネット上では真実のように拡散されてしまう。周囲もお手上げのようです」(ワイドショー関係者)

 木下のタレント生命は風前のともしび。もはやこのピンチを救えるのは紳助氏しかいない。テレビ関係者の話。

「この日に配信されたのは前編だけ。後編もあるようですが、反響によっては第2弾、第3弾もあり得ます。紳助氏にとってヘキサゴンメンバーは生徒のようなもの。開店休業状態の木下さんを引きずり出して、彼女の復帰の足がかりにしようと考えるかもしれません。何なら元夫のフジモンとのツーショット配信も実現するかもしれません。紳助氏に言われれば、2人も断れないでしょう」

 数々の“おバカタレント”を世に送り出した名プロデューサーだけに、木下をどう復活させるか。お手並み拝見だ。

【昨今の山口組の動きと気になる関係】紳助氏が11年8月に芸能界引退の選択をしたのは、暴力団関係者との“深いつながり”が引き金だった。山口組系極心連合会会長(当時)の橋本弘文氏や、同氏と関係のあるボクシング元世界王者の渡辺二郎氏との親密ぶりを示す証拠が出てきたのだ。

「もともと紳助と渡辺は長年の付き合いでした。1999年に渡辺が銃刀法違反で逮捕、起訴されたときに情状証人として出廷したほど。その2人のメールのやりとりから、橋本氏の名前が浮上したのです。驚いた吉本興業は紳助本人に確認し、結果的に引退となりました」(芸能関係者)

 その後、紳助氏は時折、週刊誌に動静を伝えられたり、取材に答えることはあったものの、芸能界とは一線を画していた。久しぶりにその名前が報じられたのは昨年6月に勃発した吉本興業の闇営業騒動中だった。芸人として苦楽をともにした盟友の明石家さんまや、吉本興業幹部に「宮迫博之を辞めさせないでほしい」と電話してきたという。

 ある事情通は「今でも紳助が芸能界で一定の影響力があるということ。ただ、気になるのは昨今の山口組の動きですね。昨年10月に山口組ナンバー2の高山清司若頭が出所しましたが、かつて紳助氏は高山氏と写った写真が報じられたことがある。同11月には橋本氏の引退が伝えられており、これらの動きが今回の“復帰”と連動していなければいいのですが」と気をもんでいる。