元TBSで現フリーアナウンサー・田中みな実(32)の注目度が良くも悪くも高まっている。田中は3日放送の「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系)に出演し、明石家さんま(64)を前に相変わらずの力量を発揮。写真集発売、女優業にも進出しているが、そんな中、テレビ業界では田中に関する「共演NGリストが更新された!」とささやかれている。しかもそこに登場するのはカトパンこと加藤綾子(34)だった!

 田中は3日の「行列の――」で、司会のさんまに対し、TBS時代から有名だった“ペンギン走り”などブリっ子技を披露。VTRでは田中の大ファンだという大相撲の炎鵬(25)とのロケで、背後から肩をもんだり、両手で顔を触ったりの“男殺しテク”を見せつけた。炎鵬を前に何度も髪をかき上げるあざといしぐさは、さんまら共演者からイジられたが、12月13日に発売される写真集に収録された一枚を炎鵬にプレゼントし、ちゃっかり宣伝。放送後にはインスタグラムを更新し「炎鵬関お気に入りの1枚はこちらでした」とランジェリー姿で寝ころび笑顔のショットを公開する抜け目のなさを見せている。

 田中はフリーアナとしての仕事のほか、女優としても放送中の「モトカレマニア」(フジテレビ系)に出演するなど、引っ張りだこだ。仕事が増えるのに伴い、不穏な情報も浮上した。きっかけは9月25日に放送された「ホンマでっか!?TV」(フジ系)だったという。

「ゲスト出演した田中は、MCの元フジテレビアナの加藤綾子と共演し、以前からテレビ業界に広まっていた“不仲説”をお互いに笑顔で一蹴した。その時は誰もが不仲はネタなんだと思っていたんですよ。それが実は、ガチだったのです」(テレビ関係者)

 同番組で田中は「メディアで加藤さんとも仲が悪いとか散々書かれるけど、そもそも互いに嫌い合うほど存じ上げないんですよ。ね(加藤さん)?」と確認。対する加藤も笑顔で「そうですよね」と返した。

 2人のこんなやりとりに、共演したマツコ・デラックスなどが「みな実も悪いよね、言い方がね」と田中の口調が丁寧すぎて怪しいとツッコミを入れ、笑いが広がった。

 だが、実際の2人は本当に犬猿の仲だという。

「『ホンマでっか――』に田中がゲスト出演したのも手違いだったそうで、だから、のっけから台本になかった不仲説に対し2人は過剰に反応し、優等生的なコメントを発した。スタッフは中途半端な盛り上がりだったため、放送するための尺が足りずに困っていたそうです」(事情通)

 田中は14年9月末にTBSを退社。一方の加藤は16年4月末にフジテレビを退社し、それぞれフリーアナながら、女優業にも進出した共通点がある。これが、確執にもつながっているという。

「2人とも目指すところが一緒。最終的にはフリーアナではなく女優を目指したい。女優業に先に進出したのは加藤で、ドラマ『ブラックペアン』(18年4月期、TBS系)でデビューした。一方の田中も『絶対正義』(19年2~3月、フジ系)で本格的に女優デビューした。加藤にしたら、田中は自分のマネっ子にしか見えず、ケンカを売るようにフジばかりに出演していると思っているんです」(同)

 対する田中にも因縁がある。

「加藤が出演した『ブラックペアン』は田中の古巣TBSで、加藤が演じた治験コーディネーター役は当初、田中がやる方向だったそう。それを加藤に取られたと思っているわけです」(ドラマ関係者)

 田中と加藤のライバル関係を表すエピソードも漏れ伝わってきた。

「2人はそれぞれ、テレビスタッフに質問するんです。田中は『加藤さんって、理想の女子アナの姿ですよね?』、加藤は『田中さんって、きれいですてきですね』。水を向けられたスタッフがほめようものなら、二度と口をきかなくなるそうですから、かなり根深そうなもの」(同)

 共演を避けながら、それぞれの場所で活躍するしかなさそうだ。