ダルビッシュの名前も飛び出した――。16日夜にNHKで放送された参院埼玉選挙区補選(27日投開票)の政見放送で、NHKから国民を守る党の立花孝志党首(52)が、自身を好意的に見てくれているという著名人の名前を並べた。
政治家ユーチューバーを標榜する立花氏。既得権益集団化したマスコミの報道により「恐い人、悪い人」のイメージができているとした上で「私がいい人であることはいろいろな著名人の方が証明してくれています」と続けて名を挙げた。
今回の選挙ポスターの掲示責任者でもある実業家の堀江貴文氏、ブログに「正義感の塊」と立花氏のことを書いた歌手ASKAに続き、メジャーリーグ、シカゴ・カブスのダルビッシュ有投手にも触れた。
「私のユーチューブをかなり以前からご覧いただいていたようで、『立花さんが無名なころからユーチューブでひとり闘っているのをずっと見ていましたよ』というツイッターのダイレクトメッセージをいただきました」
さらにはメンタリストのDaiGо、元大阪市長の橋下徹氏、「ヤクブーツはやめろ」の歌手SHO、弁護士ユーチューバーや「炎の講演家」鴨頭嘉人氏にも言及。前出の堀江氏らを含めて「私のことを冷静に分析してくれています」とした。
政見では、一部野党も掲げる消費税5%への引き下げによる、消費者の購買力向上効果を訴えた。「税率下げて税収アップ」。スマートフォンへの助成金支給も。「スマートフォンがなければ困ってしまう時代です。テレビやNHKがなくても、むしろ困らない時代です」
決めぜりふ「NHKをぶっ壊す」も連呼した立花氏は、7月の参院選比例代表で当選し、その職を辞して今回出馬。国政与野党が支援に動く前埼玉県知事の上田清司氏と一騎打ちの構図で、上田氏は政見放送で「県政を16年経験した蓄積と10年と1か月、衆議院議員をやった経験を生かして県政と国政の懸け橋になりたい」と抱負を語った。