橋下徹氏 関電調査の第三者委員会に起用されたら「俺の調査はきついよ」

 関西電力の役員ら20人が、福井県高浜町の元助役・森山栄治氏(故人)から多額の金品を受領していた問題で、同社の岩根茂樹社長(66)と八木誠会長(69)は2日に大阪市内で記者会見を開き、調査委員会による報告書を公表したが到底、納得のいく内容ではなく、関電の筆頭株主である大阪市は3日、関電が設置する第三者委員会に市から専門家を推薦し、メンバーに加えるよう正式に要請し、9日までに回答するよう要求した。

 会見を「納得いくものではなかった」とする松井一郎市長(55)は「関電のみに委員の選任を委ねては十分な客観性・透明性がある調査が行われず、全容解明につながるとは考えられない」と話し、同委員会に弁護士である橋下徹元市長(50)を起用する可能性を問われると「有力候補だ」との認識を示した。

 これを受け橋下氏は3日夜にツイッターを更新、関電に厳しい言葉を投げかけた。

「俺を第三者委員に入れることのできる企業は本気で膿を出しきりたいという決意のある企業のみ。かなりの報酬を払っても経営陣の首を切る結論になることもある。関電にはできんやろ」

 さらに「今回の調査報告書は甘すぎる。俺の調査はきついよ」と、委員会に起用された場合に向け関電の首脳陣に“覚悟”を迫った。