お笑いタレントの明石家さんま(63)が29日、MBSラジオ「MBSヤングタウン」に出演。吉本興行所属芸人らが反社会的勢力が主催するパーティーに事務所を通さず出演し、金銭を受け取っていた“闇営業”問題について自身の考えを語った。

 番組冒頭で「いけないことをしたので仕方ない」と契約解除や活動停止、無期限謹慎処分に追い込まれた後輩たちを断罪。

 一方で、この騒動の発端となったパーティーへの仲介役とされ、吉本興業から契約解除されたお笑いコンビ「カラテカ」入江慎也(42)には、これまでにサッカーのレアなグッズなどをプレゼントされ「すごい世話になってる」といい「(闇営業を)お願いされてたら俺も断れんかったと思うなあ」。さらに「(処分された)11人も入江から頼まれたらなあ…」と後輩を気遣う部分も見せた。

 さらに以前から中堅どころの芸人らに「ギャラを上げてほしいから、さんまさんから(会社に)言ってもらえませんか」「さんまさんが動いてくれれば、なんとかなると思って」などと会社に交渉してもらうよう依頼されていたという。

 これを受けて「もうちょっとギャラを上げたってくれ」と吉本の社長に直談判していたことを明かした。続けて「ギャラが上がれば、ああいう仕事には行かなくても済むんですよ」と、後輩芸人に同情しつつ、ギャラが安いことが“闇営業”につながることへの危険性を訴えた。