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凍結された「カジノ法案」の作戦ミス もう東京五輪に間に合わない


 カジノを含めた総合型リゾート(IR)の推進を担う政府の特命チームが凍結になったことで、カジノ合法化を目指していた関係者らが落胆している。国会が開かれるたびにIR推進法案が提出されていたが、いつも成立見送りに。2020年の東京五輪・パラリンピックに間に合わないと政府は判断した。

 カジノ推進派の永田町関係者は「そもそも東京五輪に間に合わせるためにやろうという話ではなかったのに」とため息をつく。実はカジノ合法化は東京五輪が正式に決まる前から国会議員たちが動いていた。民主党政権時代の2011年には、「東日本大震災の震災復興の財源になる」と訴えていた。

 その後、東京五輪が決まると、「オリンピックに間に合わせよう」という機運が高まっていった。たくさんの外国人観光客が来日するので、いいアピールになるというわけだ。さらに観光客だけでなく、国内の雇用も確保できるということで、アベノミクスの成長戦略にIRが盛り込まれるなど、合法化は目前まで迫っていた。

 しかし法案成立は何度も見送られた。与党である公明党も「ギャンブル依存症が増えるのではないか」と慎重な姿勢のまま。今夏の参院選を控え、自民党候補者からも賛否あるカジノ合法化は待ってくれとの声が出ていた。

 根強い反対論があるからこそ、東京五輪という“大義”を掲げていたが、それがアダになった格好だ。

「五輪に間に合わないのはうすうす分かっていた。五輪後にはどこの国でも不況になっています。その不況時の起爆剤としてやはりカジノは必要でしょう。そこを主張することになると思います」(前出の永田町関係者)

 どっちにしろ早くやらないと不況対策としても間に合わなくなってしまう。

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