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清原容疑者不安な禁断症状 専門家の指摘で24時間監視下に
2016年02月17日 05時00分

勾留2週間になる清原容疑者

【薬物 逮捕でアウト!番長の転落と闇(11)】元プロ野球選手の清原和博容疑者(48)が逮捕されて2週間になる覚醒剤事件が、新たな局面を迎えた。逮捕2日前に覚醒剤を譲り渡した容疑で群馬県の無職小林和之容疑者(44)が15日、警視庁に逮捕された。“群馬ルート”など入手経路の解明が進められる一方、浮かび上がったのが清原容疑者のジャンキー(中毒者)ぶり。増えていく使用量に逮捕前、「余命半年」と周囲から警告されたという。心配されるのは勾留中の禁断症状。肉体的なダメージより精神的な反動が危惧され、衝動的に自殺を図る可能性もあるという。

「このままだと余命半年だ。どうすればいいのだろうか」

 昨年末、清原容疑者の周辺者はそう漏らしていたという。薬物の過剰摂取で「余命半年」と心配されたのは、映画「ホーム・アローン」で知られる元人気子役のマコーレー・カルキン(35)以来か。マコーレー自身は否定していたが、重度のヘロイン中毒と言われた。

 清原容疑者も負けず劣らずのジャンキーぶりだ。覚醒剤5グラムを入手し、この1か月で使い切ったと一部で報じられた。通常は1回の使用量が0・03~0・04グラム程度とされる。5グラムなら約150回分に相当し、一人で全部使ったとしたら相当な摂取量になる。過去に2度、急性中毒で病院に救急搬送されたという報道もあった。

 シャブ歴は、現役時代を含め15年以上とみられる。最初は遊びのつもりでも、気付けば抜け出せないほどハマってしまうのが覚醒剤の恐ろしいところ。体はむしばまれ、脳には深刻なダメージを残す。

 2日の電撃逮捕から2週間。現在勾留されている同容疑者は“シャブ断ち”を強いられており、禁断症状も心配される。

 薬物依存に詳しいヒガノクリニック院長の日向野春総氏(74)は1か月の使用量5グラムに着目し、次のように語る。

「彼は小心者。この手のタイプは1回にドカンと消費する量派ではなく、不安になるたびに使う回数派だ。だから入手量が多い。それもアブりでの使用がほとんど。注射だと血管にダマができ、腕はみるみるやせ細るが、逮捕時の彼を見たら体格は健在だった。覚醒剤は酒と一緒で、1回の使用量が多ければ多いほど体への負担は大きく、禁断症状もひどい。心臓や肝臓、血管はボロボロになり、満腹中枢を刺激するので食欲がなくなり激ヤセする。回数派は1回が少量なので、量派と総量は同じでも肉体的なダメージは軽い」

 むしろ、日向野氏が心配するのは精神的な反動だ。

「報道を見る限り、相当なうつ状態に陥っている。これはクスリが切れた時の症状。しかも彼の場合は母親が病気で、家族にも見放され、周囲の期待も裏切り、そのうち『死んだ方がいいんじゃないか』と考えるようになる。事実、警察側は自殺を想定してモニターで24時間監視するなど、ピリピリしていると聞く。万が一、死なれたら大問題になる」(同)

 日向野氏の体験談によれば、はいているパンツで首をつった者や、コンクリートの壁に何度も頭を打ちつけて死んだ者、なかには自らの手で自分の首を絞めて亡くなった中毒者もいたという。

 取り調べ中の清原容疑者の様子について、事情通は「覇気がなく、とても落ち込んだ様子。ずっとうつむいたままで、たまにポツポツと話すだけ。ただ、いまだにクスリの入手先については口を割っておらず、このまま話さないつもりではないか。長時間の取り調べはうつ状態を悪化させる危険もあり、担当者も神経を使っているようだ」と話す。

 その一方で、情報を遮断された同容疑者に“外の様子”を教えることで揺さぶりもかけている。

「彼が嫌悪する桑田真澄が、逮捕の一報を聞いて何と言ったのか。知人がメディアで入手先についてどうしゃべっているかなどを、取り調べでわざと教える。それで向こうが感情的になったところで『早くスッキリした方がいいんじゃないか』と持ちかけ、入手ルートを聞き出す。取り調べはまさに神経戦だ」(同)

 死の危険と隣り合わせのなか、今日も厳しい取り調べが続く――。

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