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もうひとつの解散騒動で元SMAP森にも転機


解散騒動が好影響といわれる森

 各界を激震させているSMAPの分裂→解散騒動が偶然にも元SMAPのオートレーサー森且行(41)の“職場”にまで波及し、話題を呼んでいる。騒動に合わせるかのように発表されたのが、今年3月に“解散”する船橋オートレース場の所属選手移籍問題だ。川口オートの看板選手でもある森に、船橋移籍問題がなぜ波及するのか。オート界にも渦巻く「移籍解散騒動」の真相を探ると、意外な一面が浮き彫りになってくる。「解散騒動が森の悲願のSG初Vを後押しするのでは」との声も高まっているのだ。

 

 

 これも運命のいたずらか。SMAP解散騒動が判明した直後、売り上げ不振で廃止される船橋オート所属選手の移籍先が発表される運びとなった。


 森の所属する川口オートレース場は公営競技界では屈指の集客力を誇っており、売り上げ、入場人員ともに常に上位にランクされてきた。昨年末のSG「第30回スーパースター王座決定戦」では2万2164人の入場人員を記録した。


 対して、廃止される船橋は選手層が格段に厚く“最強軍団”と称されているが、売り上げ低迷で今回の解散に至った経緯がある。


 その船橋最強軍団をけん引する永井大介と中村雅人の川口移籍が14日、正式決定。これにより割を食うことになるのが川口のトップクラスの面々で、森の今後の年収にも大きな影響を及ぼす。


 最高峰の舞台でもある「スーパースター王座決定戦」に出場経験豊富なあるベテラン選手が自嘲気味にこんなため息をついていた。


「船橋勢が移籍してきたら森を含め“元川口”の俺らは今後、ナンバーワンにはなれないだろうね。俺らには唯一の出場権だったけど…」


 川口勢は人気はあるけど、弱い。こんな見方が大勢を占めている。最強16選手で争う大みそか決戦には、川口勢はほとんどいない。ファンの間では“救済枠”ともいわれる川口ナンバーワン枠で1人だけ出るのがやっとというのが実情だ。


 それだけに森の活躍の場が今後は狭まるとみられているが、逆の見方をする元業界関係者も。


「森にとってピンチと見る向きも多いが、それは違う。今の船橋勢がここまで強くなったのは、10年前から廃止の可能性も…と言われ続けたことに対する反骨心が大きかった。何とか船橋の灯を消すなとの思いが、一致団結して最強集団を作りあげた経緯もある。今回の移籍問題で森の評価は確実に下がると思うが、これまでぬるま湯体質だった川口勢にはいいカンフル剤になるし、復活があるとすれば今回しかない」


 森はオートレーサーに転身するため、1996年5月末でSMAPを脱退。同時にジャニーズ事務所も退社、芸能界から引退した。97年7月6日、オートレーサーとしてデビュー(1着)。通算優勝回数は30回。


 2009年には当時500人中、ランク5位に上りつめたこともある。一流ではあるが超一流にはなれない。そんな男がその殻を破るためには今回の分裂劇がいい刺激となって、契機となる可能性もある。


「整備力、スタート(S)力は抜群、加えて雨巧者。GⅠは2回勝っているが、その上のSGを勝てないのはさばき技と、ここ一番の勝負強さが足りないのが原因。今回のダブル分裂劇で森に欠けていた“反骨心”が芽生えれば、まさかの日本一もあると思う」(前出関係者)


 たけし軍団のオートレースマニアのダイオウイカ夫(46)はこう評価する。「レース当日、仲間と最初に会話するのが『今日は森を買うか、買わないか』。それが一番重要(笑い)。それだけ、調子が良くても悪くても話題の主になる。Sが早いから車券は頭から買いやすいけど、もまれ弱いのでバッサリ切りやすい選手でもある。アンチ森の間でも不思議と人気はありますね」


 かつて日本一になったら共演しよう、と訴えていた再会の夢も、SMAP解散騒動で現実味は薄れつつある。だが、逆に今回のダブル分裂劇が森の眠っていた闘争心に火をつけ、SG初V=日本一を誘発するのでは?との声も一部では上がっている。分裂余波が森の心をどう揺さぶるか。オートファンの誰もが見守っている。


 その森は15日開幕した川口オート「準決勝戦8バトル」に出場。新競走車「ムラサメ」で初日、2日目を連勝で準決勝戦に駒を進めた。早くも今回の分裂騒動に発奮、自身の“力”の源としたのかもしれない。今後の彼のレースぶりは要注目だ。

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