メーテレのドラマ「名古屋行き最終列車2019〜夏〜内海で愛を叫ぼう」(8月3日午後4時25分〜)にアイドルグループ「SKE48」の仲村和泉(19)、北川愛乃(18)、青海ひなの(18)が出演する。「名古屋行き——」といえば元SKEの松井玲奈(28)が2012年から7シリーズ連続で主演を務めてきたメーテレの看板ドラマ。大先輩の代表作でドラマデビューを果たす3人の思いとは——。

「名古屋行き最終列車」は第7弾(今年1月〜3月に放送)まで全て冬に放送されてきたが、今回、初めて夏バージョンの特別版を放送。愛知県の人気海水浴場・内海が舞台となる。今回、玲奈の出演はなく、主役の高校生3人組を男性アイドルグループ「BOYS AND MEN」研究生の三隅一輝(19)、松岡拳紀介(18) 中原聡太(21)が演じる。高校の卓球部員役で登場するのがドラマ初出演となるSKEの3人だ。

 仲村「普段から小説を読むのが好きで、小説の中のセリフを“こういうふうに言っているのかな”と考えるのが好きでした。ただ実際のお芝居は想像していたものと違って難しかったです。でもすごく楽しくて、また挑戦したいなと思いました」

 北川「舞台経験はあるのですがドラマは初めてで、自分の撮影シーン以外にもいろいろ勉強になることがたくさんありました。監督さんから“演技は相手との気持ちのキャッチボールだから”とアドバイスをいただいて勉強になりました」

 青海「SKEに入って半年でこんなに大きなお仕事をいただいて緊張も不安もあったのですが、先輩やスタッフの皆さんに助けられました。(卓球部顧問役の)渡辺いっけいさんのアドリブもすごく楽しくて、共演者の方の演技を見て、もっともっと勉強したいと思いました」

 16年11月の8期生オーディションに合格した仲村と北川、昨年12月の9期生オーディションでSKE入りした青海は15年8月に卒業した松井玲奈とは直接的な関わりはない。それでも3人は1期生として活躍した玲奈に対して特別な思いがあるという。

 青海「わたしはSKEに入る前、アイドルのことをほとんど知らなかったんです。そんなわたしでも松井玲奈さんと珠理奈さんのことは知ってました。そういう方がやられていたドラマに出演できることはすごく光栄なことだと思います」

 仲村「1年前、私が出演していた『青春ガールズ公演』をたまたま玲奈さんが見に来てくださったことがあって、そのときに一緒に写真を撮らせてもらったんです。やっぱり玲奈さんはすごく偉大な方だなって感じました」

 北川「SKEに入る前に玲奈さんの握手会に行ってました。玲奈さんをきっかけにアイドルを目指すようになったので玲奈さんが出演されていたドラマに出れるんだって聞いてめっちゃうれしくて…。今回、玲奈さんの出演はなかったんですけど、これをきっかけにいつか玲奈さんと共演できるぐらい成長できたらなと思います」

 SKEの大先輩が7シーズンかけて名古屋の名物ドラマに育てた作品に出演できるとあって3人は気合十分。松井玲奈がSKEの可能性を広げたように自分たちもグループの力になりたいという思いが強くなった。

 仲村「玲奈さんがいなかったら私たちもこのドラマに出演させていただけたかわからない。私たちも次につなげていけるような演技をしたいと思います」

 青海「私はまだ研究生なんですが、このドラマに出させていただくからには研究生であってもSKEの名に恥じないように頑張らなければという気持ちです」

 北川「SKEのメンバーの中にも演技に興味を持っている子がたくさんいます。だからこそ、次につなげたらいいなと思います」