銭湯絵師見習いで盗作騒動の渦中にあるモデルの勝海麻衣氏(24=東京芸術大学大学院)が身内の銭湯界からもソッポを向かれた。

 30日に東京・葛飾区の末広湯で行われるイベントに出演する予定がキャンセルとなった。同区浴場組合連合会の組合長を名乗る人物が5日、ツイッターで表明した。

 組合長によると、イベントは「陛下の御退位の御決心と皇太子殿下の新しい御世を祈念」する目的で計画された。

 依頼されるだけでも栄誉なはずだが、勝海氏にオファーをシカトされたという。「葛飾浴場組合長の僕をガン無視」と組合長は訴えた。

 同氏は代わりに、漫画家で銭湯アイドルの湯島ちょこ氏が春夏秋冬の富士山のペンキ絵イベントに登場すると発表。湯島氏は勝海氏の経歴詐称疑惑を告発している。皮肉にも騒動により、主役が入れ替わった格好だ。

 組合長は「人間性に疑問を感じていました」と勝海氏に不信感を募らせた。

 同組合は区内約30の銭湯を統括するボス的存在の大組織。

 組合長は「間もなく浴場組合の総会があるので総代の一人として勝海麻衣さんに注意するよう皆に話します 町田氏は勝海麻衣さんの擁護を控えるように 今まで通りの浴場組合との良好な関係を保ちたいのであれば」と勝海氏のバックにいる日本銭湯文化協会理事の町田忍氏にも怒り心頭。

 町田氏は元警察官で銭湯界で絶対的な権力を持つとされるが、ものともせずに警告を発した。