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プロフィール
渡辺学
1986年入社。ゴルフ担当を経て89年からテニス、ラグビー、アメリカンフットボール、アマチュアレスリング、陸上、水泳、サッカーなどの取材に携わった。五輪は夏季2回、冬季3回を現地取材。2001年に運動部デスク、06年から文化部で社会面デスクを担当後、専門委員などを経て現在法務広報室長。早大卒。
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ボクシング加点方式の可能性
2017年05月22日

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 取材でボクシングをかじったのはマイク・タイソン2度目の来日から数年の1990年代前半だったが、当時から接戦になると議論された「手数か有効打か」といった採点基準が20日のアッサン・エンダムVS村田諒太のWBA世界ミドル級王座決定戦(判定2-1でエンダムが勝利)でも聞かれたから、ボクシング界ではいまだ統一されたガイドラインがないのかという疑問が深まる。

 

 KOすれば文句なしの勝利となるボクシングを「採点競技」の枠にくくってしまうことはできない。とはいえ最終ラウンドのジャッジ集計で運命が分かれる試合も数多い。10点満点という狭い枠の中で優劣をつけることに無理はないのか。WBA会長が直々に即再戦を求めるほどの疑惑を呼んだエンダムVS村田戦を機に、採点方法を見直すぐらいの対応が必要なのかもしれない。

 

 減点法から加点方式に変えたのはご存知フィギュアスケートや体操が代表例。フィギュアは2002年ソルトレークシティー五輪での採点スキャンダルを受けて、演技の個別内容をより細かく評価する方式に変更され、「フルマーク」と呼ばれた6点満点からの減点システムは廃された。1976年モントリオール五輪でナディア・コマネチが連発した体操の「10点満点」も06年の規則変更で消え、フィギュアと同様に加点ができるようになった。

 

 これをボクシングに取り入れることはできるのか。ジャッジを増やして分業制にして、①パンチの手数②ヒットの正確度③相手のダメージ④コンビネーションパンチの巧拙⑤パンチ防御――といった観点から加点・減点をしてポイントをつけられなくもないだろう。10点満点で「どっちが勝っていたか」が微妙な場合のトラブルの回避にもつながりうる。一方で、前述したようにボクシングは「KO」が代名詞。巧緻をつくした採点システムでポイントを競うことが第一になってしまうと、競技の本質をゆがめかねない。

 

 悩ましさも秘める「10点満点」はボクシングで生き残っていくのか。



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